■半分勝手な高校入試情報

vol19 〜パワーアップしたラストスパート超効率勉強法クイズ〜


 新年になりました。いよいよ忙しくなってくる時期ですね。3月まではきっとこれまでに味わったことがないほどの緊張感に襲われる人もたくさん出てくると思います。そんな時は適度に休んで自分の好きなことをして夢中になること。これが結構効くそうです。
 さて、今回はそんなみなさんの助っ人になればと思い、私立高校入試・公立高校入試を控えたこの時期だからこそ効率のよい勉強法をクイズ形式で紹介します。昨年の特集をバージョンアップさせただけですが、今ホームページ上でもダントツ人気がある特集になっていますので、休憩の時にでもやってみてください。終わりに理想的な解答例をのせておきます。


★超効率勉強法クイズ 穴埋めのしかた

これから入試直前期の生活スタイルや勉強法に関する文章が出てくるので、   に選択問題だったら番号を入れ、穴埋めは自分だったらどんな言葉を入れるか考えてみてください。
 すべて入れ終わったら、終わりに理想的な解答例があるので、それと照らし合わせて残り2か月の自分の勉強法の参考にしてください。

★問題

 1. 寝る前に行うと効果が大きいものは、
[@英語の発音問題 A数学の計算問題 B国語の漢字読み書き C理科・社会の暗記事項]
  のうち、   である。

 2. 人間の脳は夜中   時を過ぎると機能が急激に低下するため、それまでには寝たほうがよい。

 3. 数多くの問題を解いてパターンを身につけることは重要であるが、本番直前においては   ほうがよい。

 4. 意外とテレビの   はよく当たるので、見逃さないことが大切である。

 5. [@教科書の練習問題 A自分が受けた模試の問題 B市販の問題集]のうち、直前期に特に見直しておくとよいものは   である。

 6. 英語のリスニングにおいて、1回目の会話で無理に答えようとせずに、1回目の会話と質問で   、2回目の会話と質問で1回目に聞き取れなかった内容を聞き取り、   

 7. 数学は問題量や計算量の割に解答時間が短いので、過去問や模擬テストで時間を計って解く際には一般的に   から先に解くとよい。

 8. だらだらと長時間勉強しているよりも、長くても   時間に1回は休憩時間をとったほうがかえって効率がよくなるという。

 9. 入試直前期には本番当日のスケジュールに慣れるためにも   するとよい。

 10. 暗記項目は毎日やってもよいが、人間の脳の性質からみて   とよい。 

 11. 数学の図形問題で    を求める問題の場合、どうしても答えがわからなかったり、時間ぎりぎりなどの場合は図形全体をよく見て推測で答えを出すことも可能である。

 12. 解答欄が    で提出することは一番もったいない行為である。

 13. 過去15年間の入試問題を分析した結果の中で一番よくでる分野は英語の場合
[@発音問題 A適語選択問題 B和訳問題 C条件付きの英作問題]
   のうち、    である(今年は保証できないが)。

 14. 過去15年間の入試問題を分析した結果の中で一番よくでる分野は数学の場合
[@一次関数 A場合の数・確率 B正負の計算 C合同な図形の証明]
   のうち、    である(今年は保証できないが)。

 15. 過去15年間の入試問題を分析した結果の中で一番よくでる分野は国語の場合
[@要約・説明問題 A語句の意味 Bことわざ C漢文]
   のうち、    である(今年は保証できないが)。

 16. 過去15年間の入試問題を分析した結果の中で一番よくでる分野は理科の場合
[@ヒトのからだ Aオームの法則 B化学反応式 C物質の変化]
   のうち、    である(今年は保証できないが)。

 17. 過去15年間の入試問題を分析した結果の中で一番よくでる分野は社会の場合
[@地理の世界各地の気候 A歴史の封建時代 B公民の三権分立 C公民の貿易関係]
   のうち、    である(今年は保証できないが)。

 さて、解答してみてどうでしょうか。中には「これ知ってるよー」ってのもあったかもしれませんが、ここにあげたものはどれも真実なものばかりなので、効果は保証しませんがやってみるのも価値がありそうですよ。
 では、以下からは解答例です。



★解答例

 1. 寝る前に行うと効果が大きいものは、
[@英語の発音問題 A数学の計算問題 B国語の漢字読み書き C理科・社会の暗記事項]
のうち、C理科・社会の暗記事項である。
  →vol-2でも話題にとりあげました。寝る前に暗記の勉強をすると効率よく脳に吸収され、暗記をして3時間以上寝るとその間に脳が記憶を整理してくれるそうです。これはびっくりモノ!

 2. 人間の脳は夜中2時を過ぎると機能が急激に低下するため、それまでには寝たほうがよい。
  →これはとある塾の情報誌に載っていました。徹夜をすればよほど健康に自信がある人でない限り次の朝にひびくのは明らかです。いくら受験勉強とはいえ、ほどほどに・・・。

 3. 数多くの問題を解いてパターンを身につけることは重要であるが、本番直前においては新たな問題集には手を出さないほうがよい。
  →本番直前に新たな問題集に手を出すと、もしできない問題があった場合にあせりが生じて体にもよくありません。「すべての問題を解き尽くすぞー」という勢いも大切ですが、本番直前には今までやってきたことを再確認して間違った問題を解けるようにしておくことのほうが大切なのではないでしょうか。

 4. 意外とテレビの出題予想番組はよく当たるので、見逃さないことが大切である。
  →これは筆者もぜひおすすめします。毎年ほぼ各科目とも全部とはいかなくても、予想が的中しているので、テレビの出題予想番組は必ず見ておくとよいでしょう。

 5. [@教科書の練習問題 A自分が受けた模試の問題 B市販の問題集]のうち、直前期に特に見直しておくとよいものはA自分が受けた模試の問題である。
  →模試の問題は実際の試験問題よりもやや難しめに設定されていますが、出題内容は過去の入試問題を参考にしてつくられたものばかりです。これを解き直せば短時間で効率よく全範囲を確認することができます。

 6. 英語のリスニングにおいて、1回目の会話で無理に答えようとせずに、1回目の会話と質問で何を言っているのかメモをとり、2回目の会話と質問で1回目に聞き取れなかった内容を聞き取り、メモを参考にして答える
  →リスニングを苦手とする人も多くいます。それぞれ自分の解き方があると思いますが、なかなか正解できないという人は一度上のような方法で解いてみるとよいでしょう。

 7. 数学は問題量や計算量の割に解答時間が短いので、過去問や模擬テストで時間を計って解く際には一般的に単純な問題(計算問題など)から先に解くとよい。
  →筆者もそうでしたが、数学は計算量が多く時間いっぱいまでかかって解きました。
 計算量や問題文の量が少ない問題は比較的得点が低いですが、解法がわかれば簡単に解答できるものがほとんどです。そのような問題を先に終わらせてから大きな問題にとりかかると心にも少し余裕ができることでしょう。


 8. だらだらと長時間勉強しているよりも、長くても2〜3時間に1回は休憩時間をとったほうがかえって効率がよくなるという。
  →人間には集中力の限界があります。同じことをずっとやっているよりもある程度ごとに休憩を挟んで続けたほうが効率も上がることはよく知られています。

 9. 入試直前期には本番当日のスケジュールに慣れるためにも、本番と同じ時間帯で勉強するとよい。
  →特に予想問題や模擬テストなど時間が設定されている場合は1日を本番と同じ時間帯で過ごすと体も慣れてきます。本番までに1回はやっておくとよいでしょう。

 10. 暗記項目は毎日やってもよいが、人間の脳の性質からみて思い出せなくなったときに行うとよい。
  →毎日暗記を行う時間があればいいですが、なかなかそうにもいきません。
   脳はある程度の時間がたつと記憶を失っていきます。失いかけた頃にもう一度覚えさせればまた記憶が保たれます。その繰り返しで記憶が確かなものへとなるわけです。


 11. 数学の図形問題で辺の長さを求める問題の場合、どうしても答えがわからなかったり、時間ぎりぎりなどの場合は図形全体をよく見て推測で答えを出すことも可能である。
  →これは最終手段として使ってください。あくまで計算して答えを出すことが前提です。高校入試の問題(特に図形やグラフなど)は問題文にことわりがない限り比率など考慮して正確に作成されているのがほとんどです。例えば10cmの辺の真ん中あたりに点がある場合、それは左右の端からそれぞれ5cmあたりのところになるといった考え方です。

 12. 解答欄が空欄のままで提出することは一番もったいない行為である。
  →せっかく解答欄があるのに、何も記入しないで提出すると採点されないのはあたりまえです。特に記号問題はわからなくても絶対に埋めましょう。埋めれば偶然でも正解したり、記述形式なら部分点がもらえるかもしれません。

 13. 過去15年間の入試問題を分析した結果の中で一番よくでる分野は英語の場合
[@発音問題 A適語選択問題 B和訳問題 C条件付きの英作問題]
   のうち、A適語選択問題である(今年は保証できないが)。

 14. 過去15年間の入試問題を分析した結果の中で一番よくでる分野は数学の場合
[@一次関数 A場合の数・確率 B正負の計算 C合同な図形の証明]
   のうち、B正負の計算である(今年は保証できないが)。

 15. 過去15年間の入試問題を分析した結果の中で一番よくでる分野は国語の場合
[@要約・説明問題 A語句の意味 Bことわざ C漢文]
   のうち、@要約・説明問題である(今年は保証できないが)。

 16. 過去15年間の入試問題を分析した結果の中で一番よくでる分野は理科の場合
[@ヒトのからだ Aオームの法則 B化学反応式 C物質の変化]
   のうち、C物質の変化である(今年は保証できないが)。

 17. 過去15年間の入試問題を分析した結果の中で一番よくでる分野は社会の場合
[@地理の世界各地の気候 A歴史の封建時代 B公民の三権分立 C公民の貿易関係]
   のうち、A歴史の封建時代である(今年は保証できないが)。

  →13〜17については、昨年の資料を参考に作成しました。昨年はこちらのページからかなり出題されたので今年もきっと役に立つはずです。公立高校入試を受験する際には必ずチェックしておいてくださいね。


 全部で17問ありましたが、皆さんはどれくらい正解できたでしょうか。2月にはいるといよいよ入試が始まります。まだまだ勉強できる時間はあります。がんばってください!


○●シリーズ●○
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〜第2回 数字のアドレス〜

 前回はアドレスの意味についていろいろと紹介しましたが、実は普段みなさんが使っているアルファベットのアドレス以外にもう1つ数字のアドレスというものが存在します。

 それをIPアドレスといいます。IPアドレスは0〜255の数字を"."で区切って4回使用してアルファベットのアドレスと対応づけています。

 例えば前回紹介したYahoo! Japan(http://www.yahoo.co.jp/)のIPアドレスは下のようになります。

   124.83.139.191

 普通、アルファベットのアドレス1つに対してIPアドレスは1つですが、毎日膨大なアクセスがあるページでは、IPアドレスをいくつも用意してページにすぐつながるようにしている場合があります。

 とすれば、アルファベットのアドレスでなくてもIPアドレスを用いてページを見ることだってできるはずですよね。
http://124.83.139.191
とアドレスバーに入力してEnterキーを押してみてください。Yahoo! Japanにつながるはずです。

 IPアドレスはこの他にもいろいろと奥深いものがあります。パソコンに興味がある人は一度調べてみるものおもしろいと思います。

 IPアドレスの話はこれくらいにして、次回は無料のオペレーティングシステムについてお話することにします。


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