vol20 〜今年はこれだ!公立高校入試出題予想〜
私立高校入試・公立高校推薦入試お疲れ様でした!
うまく結果を出せた人も出せなかった人も終わってしまったことを嘆いていては仕方ありません。あと残すは公立高校一般入試のみです。
というわけで今回は昨年好評だった入試予想を特集にしました。私たち講師の視点だけではなく、大手進学塾等の予想も織り交ぜてお話しします。最後の追い込みの参考に利用してくださいね。
※注意
これから紹介する予想は必ず当たるとは限りません。あくまでも参考として利用するようにしてください。また、全く違う分野が出て期待はずれの結果が出たとしても責任を負いませんので、よろしくお願いします。
この予想は、2006年2月に野田塾が発表したものと、東海教室独自の予想とを織り交ぜて作成したものです。
★英語
●出題予想・助動詞を使った勧誘表現(Would you like 〜?)
・be動詞を使った熟語表現(be interested in, be made of, be impressed with)
・give 人 もの(to 人)
・make A B
・不定詞(want 人 to〜, it 〜 for 人 to〜)
●マスターすべきポイント
・単語・熟語の再確認(教科書巻末のWORDLIST 太字の単語を復習)
・英作文は基本文中心。日本文⇔英文 双方向の変換ができるようにする。
・会話表現のマスター。特に助動詞を使用した表現に注意。
・リスニングについて
*過去問を解く際に気をつけるポイント:〜3回練習を心がける〜
1回目:何も見ずに一生懸命解く
2回目:台本を見ながら解く
3回目:もう1度何も見ずに解く
*本番でも役に立つメモのとり方と解答のしかた
問題文は2回放送されるので、まず1回目で何を言っているのかや設問の内容などを聞き、メモをする。特に設問の最初の数語が大切。
↓
2回目で聞き取れなかった部分をもう一度聞き、設問に対して解答する。
メモは表で整理する(5W1H)
↑限られた時間の中でこれをつかみ取ることはたぶん無理でしょう。
★数学
●出題予想・図形の線分比と面積比に関する問題
・円すいに関する問題
・素因数分解の利用
・関数の変域・変化の割合
・一次関数のグラフ作成
●マスターすべきポイント
・計算は毎年必ず出題されるので毎日少しずつ計算問題を解く。
・方程式は大体教科書レベルの問題。練習問題や章末問題をもう一度解き直そう!
・関数の問題は過去問を参考にして問題が作成される。過去問をしっかり解いておく。
・平面図形はここ数年非常に難しい問題が出題されているので、後回しにして時間が余ったら解くようにする。
*平面図形を解く際のポイント:〜補助線をうまくひく〜
特に延長線や垂線をひくことで答えがわかってくる問題がほとんど。
★国語
●出題予想・内容要約問題
・小説(心情問題)
・指示語
・助詞「の」の識別
・接続詞
●マスターすべきポイント
・内容要約問題の解法手順
@ 問題文を読んで何を要約するのかを把握する
A 設問におけるキーワードに○で囲み、問題文中にあるそのキーワードにも○で囲む
B 解答の出だし(指定された表現を使用)と最後(〜ことである など)を決定する
C キーワードを含む文をそのまま書き出す
D 指示語を補う
E 同じ言葉の繰り返し・言い換えを削る
F 出だしと最後につながるように、少しだけ文の形を整えればできあがり!
→「要約=自分の言葉でまとめる」ではない。本文を大いに利用して作っていくことが大切。
・古文・漢文の語句対応問題の解法手順
@ キーワードに○でかこむ
A そのキーワードの前後の言葉をチェックする
B 原文と現代語訳との対応づけをする
C 対応づけがない箇所が答えとなる
★理科
●出題予想・運動とエネルギー
・植物
・天気と湿度
・化学変化(記述形式あり)
・光
●マスターすべきポイント
・重要語句は教科書の「さくいん」を利用する
→語句を参考にそれぞれどういう意味か理解できるようにすることが大切。
・実験を含んだ問題はかなり出題されるので、実験の図を見ただけで問題がわかるくらいまで過去問を利用して練習することが大切。
→図は比較的使い回しされているため、それによって問題も大体パターン化されている。
・実験問題や観察問題に備えて、教科書に載っている実験や観察については目的から結 果まで細かい部分を確認しておくこと。
・過去問等の計算問題は必ず実際に解くこと。特に公式を利用したものについてはよ く出題されるので要チェック。
★社会
●出題予想・日本国憲法(基本的人権・平和主義)
・三権分立(内閣中心)
・歴史の資料問題
・文化史の問題
・地形図
●マスターすべきポイント
・歴史は「キーワード + ストーリー」で攻略
*「重要キーワード=○○時代」(例: 聖徳太子=飛鳥時代)
教科書を参考にして時代ごとに重要なキーワードを洗い出す。
↓
表などにまとめて整理し、キーワードごとに復習を重ねる
*ストーリーで歴史の流れをつかむ
年代整序問題等への対策。時間があれば自分で略年表を作成し、そこに政治的な出来事・文化等を追加する。
→自分で作ることによって全時代を総復習することができ、書くことによって頭にも入る。
・歴史資料の攻略法
*1日1回教科書の資料を見直す
*資料の名前を覚える
*いつの時代の資料なのかを確認する
*継続して勉強する
★ちなみに・・・
あまり役立たないかもしれませんが、昨年度の入試予想も紹介しておきます。ここ15年間でどんな分野がよく出ているのかなどはきっと参考になると思いますよ。こちらからご覧ください→ http://mkserver.dip.jp/nyusizyouhou/nyusi/vol10.html
昨年もこのように特集を組みましたが、いざ入試を終えて確認してみるとおよそ3分の2が的中していました。でもこれに頼ってばかりの勉強をすることはおすすめできません。いままでの自分の勉強スタイルやペースを崩さずに本番を迎えることの方が大切だと思います。なにしろ本番はすべて自分1人の力で問題を解くことになりますからね。
○●シリーズ●○
〜第3回 無料のオペレーティングシステム〜
オペレーティングシステム(OS)といえば、みなさんはWindowsやMacOSを思い浮かべる人がほとんどなのではないでしょうか。
驚くかもしれませんが、実は世の中に無料のオペレーティングシステムというものがあります。Linux(リナックス)と呼ばれ、Windowsのように様々なバージョンが発表されています。1991年(平成3年)に外国で初めて公開されて以来、世界中の非常にたくさんの人達によって改良されており、今では「第3・第4のオペレーティングシステム」と呼ばれる程にまで成長してきました。
みなさんが普段何気なく閲覧するホームページなども、実はその裏でLinuxがインストールされたコンピュータによってサービスが提供されているという場合がほとんどです。
さて、Windowsで文書を作成したり表計算をしたりする場合には、WordやExcelなどを用いますが、なんとこのようなオフィスソフトも無料で高機能なものが公開されています。OpenOffice(オープンオフィス)やLibreOffice(リブレオフィス)と呼ばれ、WordやExcelで作成したファイルとの互換性も最近では非常によくなってきています。
このような無料ソフトがあればもう高いオペレーティングシステムを買う必要もなくなってくるかもしれませんね。今回紹介したものは以下のページで入手できます。興味があれば、ぜひ使ってみてくださいね。
▼無料のオペレーティングシステム
・Vine Linux http://vinelinux.org/
・Berry Linux http://www.aec1984.com/berry/
・Plamo Linux http://www.linet.gr.jp/~kojima/Plamo/
▼無料のオフィスソフト
・OpenOffice.org http://www.openoffice.org/ja/
・LibreOffice http://ja.libreoffice.org/
おわり