vol17 〜「面接」の世界をのぞいてみよう〜
すっかり秋らしくなりました。夜になると虫の声がうるさいほど聞こえてきますよね。時には虫の声を聞きながら静かに眠ってみるのも意外と心身のリフレッシュにつながるようです。
さて、今月から「面接」について触れていきたいと思います。今や入試だけでなく、就職の際にも重視される面接。そこからどんなことを知ろうとしているのでしょうか。面接の世界を少しのぞいてみましょう。
▼面接とは何か?
面接は受験者の志望校に対する姿勢や意欲・生活態度について面接官が見るために行われます。時間がたてばたつほどその人の真の姿が必ず見えてくると言われています。つまり、言葉づかいひとつにしてもできるだけ面接官によい印象を与えるようにじっくりと習得していかなければならないのです。▼面接の形式
私立高校の推薦入試では面接+αで評価されるところがほとんどです。また、公立高校入試でも面接は必ず行われます。面接の形式は大きく分けて集団面接(複数人同時の面接)と個人面接(受験者1人 対 面接官)に分かれます。私立高校では学校ごとに面接官と受験者の割合がバラバラですが、公立高校入試ではある程度決まっています。
★公立高校推薦入試
・個人面接
・受験者・・・1人
・面接官・・・3人程度
・時間・・・・10分程度
★公立高校一般入試
・集団面接
・受験者・・・3〜5人
・面接官・・・2〜4人程度
・時間・・・・5〜20分程度
▼推薦入試の基準
推薦入試は申し込んだ生徒から「運動・文化・芸術等において優れている生徒」を基準に各中学校の委員会から選出し、学校長の許可をもらい受験する形式になっています。基準は上で述べたとおりですから、推薦入試は各中学校の代表が集まる熾烈な入試です。高校によって採用する人数は決まっており、大体普通科では定員の10%程度、専門学科では定員の30%程度となっています。もし、自分が行きたい高校で、推薦入試に少しでも興味があれば受けることをおすすめします。ちなみに、筆者も推薦入試を受けましたが、校内選出が6名で、合格したのはたった1名でした。それほど厳しい試験なのです。▼面接でイメージよく見られるためには・・・
面接においては第一印象が大切です。イメージよく見られれば会話も自然とはずみ、自分を十分アピールする余裕も生まれてきます。イメージよく見られるために、最低限下のことに注意しましょう。1. 身だしなみはきちんと。言葉づかいはていねいに。
これは面接の基本中の基本。第一印象が大切なので、特に身だしなみには気をつけましょう。ボタンがはずれていたりとか小さなことも命取りですよ。
2. 会話を弾ませる努力
面接はコミュニケーションです。面接官の質問に対して自分が答えて、そこから会話を発展させていけるように努力しましょう。一問一答で間があくと気まずい雰囲気になり、自分にもプレッシャーがかかってきますよ。
3. 面接官はすべてを悟る
面接官は短時間でその人の真の姿を見抜かなければなりません。つまり、出入りさえもきちんと見ているのです。ドアの開け閉めや姿勢にも注意しましょう。
*面接でよく聞かれる質問と過去に聞かれた質問
面接で聞かれる質問の内容は大体決まっています。それに加えて時事問題や自分に関する客観的な見方を取り上げる場合もよくあります。よく聞かれる質問と過去に聞かれた質問などについていいページを見つけたので参考にしてください。※ここでは著作権の関係で詳しい内容は控えさせていただきます。下のページで公開されていますのでぜひご覧ください。
*面接質問例集
*面接を受ける上で大切なことって何だろう?
これまでいろいろと面接について話してきましたが、ここでまとめてみることにします。面接を受ける際に大切なことは何でしょうか?「自分はこんなところが優れている」とか、「やる気に満ちている姿をみせる」ことも確かに大切ですが、一番大切なのは面接官が聞いてくる質問に対して自分を素直に表現することです。
面接官は受験生の受け答えばかりでなく、その態度や表情・動作などから総合的に1人1人を評価しようとしています。ということは、面接官が出す質問に対してあなたが真面目かつ誠実に対応すれば、その思いがそのまま面接官に伝わるということです。逆に、いい加減やあいまいな対応では悪い印象ばかりが残ることにもなりかねません。
本に載っているような美辞麗句の返事をしようなどと考えず、ありのままのあなたの姿を相手に思いっきりぶつけることが正攻法です。そのためにも日常生活のなかであなたがもっている興味をさらに広げ、生き生きとした毎日を送るように努めましょう。そうすればあとは自然に時があなたを魅力的な人にしてくれるはずです。
初めて受ける面接は緊張するものです。でも、それはみんな同じこと。そんな状況でいかに自分をうまくアピールできるかが勝負の分かれ目です。そのためにも、普段から身だしなみや言葉づかいなどについて注意しておくといいでしょう。すぐには身につかないことですからね・・・。
○●シリーズ●○
〜第3回(最終回) 大相撲の国際化に向けて〜
大相撲は国技の範囲を超えて今や世界へと広まっています。その裏には協会関係者の皆さんの日々の努力があります。
大相撲は初場所(1月:東京)・春場所(3月:大阪)・夏場所(5月:東京)・名古屋場所(7月)・秋場所(9月:東京)・九州場所(11月)と1年間で6場所行われます。
偶数月は休みのときもあるのですが、大抵は「巡業(じゅんぎょう)」と言って1日〜数日かけて日本各地を飛びまわり、相撲トーナメントなどを行っています。最近では韓国やラスベガスなどへも巡業へ行っています。2005年9月に閉幕した愛・地球博でも3月の終わりに「大相撲万博場所」として開催されました。
近年不祥事もあり、相撲人気は低迷しています。その裏にはこのようなイベントを通して一人でも多くのファンを生み出したいという思いがあるのでしょうか・・・。
◎今回でシリーズ「変わりゆく大相撲」はおしまいです。
次回からはシリーズ「PCの裏側」をお送りします。お楽しみに。