■半分勝手な高校入試情報

vol7 〜失敗しない面接の受け方と過去に聞かれた質問〜


 さて、中学生活最後の学校の体育祭はどうでしたでしょうか。2学期は行事続きで体が普段よりもお疲れモードだと思いますが、ここが大事。がんばっていきましょう。
 今月と来月の特集は、「面接」をテーマにしてお送りします。今月は面接のしくみと受け方や過去に聞かれた質問などを中心にしました。これから皆さんは学校で面接の練習をしていくことになると思いますが、早いうちに面接の方法と聞かれる質問についてふれておいても損ではないと思うので、これからのために役立ててください。


*面接とは

 面接は受験者の志望校に対する姿勢や意欲・生活態度について面接官が見るために行われます。時間がたてばたつほどその人の真の姿が必ず見えてくると言われています。つまり、言葉づかい1つにしても、できるだけ面接官によい印象を与えるようにじっくりと習得していかなければならないのです。
 

*面接の形式

 私立高校の推薦入試では面接+αで評価されるところがほとんどです。また、公立高校入試でも面接は必ず行われます。
 面接の形式は大きく分けて集団面接(複数人同時の面接)と個人面接(受験者1人 対 面接官)に分かれます。私立高校では学校ごとに面接官と受験者の割合がバラバラですが、公立高校入試ではある程度決まっています。下の図のとおりです。

●公立高校推薦入試
・個人面接
・受験者・・・1人
・面接官・・・3人程度
・時間・・・・10分程度

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●公立高校一般入試
・集団面接
・受験者・・・3〜5人
・面接官・・・2〜4人程度
・時間・・・・5〜20分程度

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*推薦入試の基準

 推薦入試は申し込んだ生徒から「運動・文化・芸術等において優れている生徒」を基準に各中学校の委員会から選出し、学校長の許可をもらい受験する形式になっています。基準は上で述べたとおりですから、推薦入試は各中学校の代表が集まる熾烈な入試です。高校によって採用する人数は決まっており、大体普通科では定員の10%程度、専門学科では定員の30%程度となっています。もし、自分が行きたい高校で、推薦入試に少しでも興味があれば受けることをおすすめします。ちなみに、筆者も推薦入試を受けましたが、校内選出が6名で、合格したのはたった1名でした。それほど厳しい場なのです。

*面接でイメージよく見られるためには・・・

 面接においては第一印象が大切です。イメージよく見られれば会話も自然とはずみ、自分を十分アピールする余裕も生まれてきます。イメージよく見られるために、最低限下のことに注意しましょう。

1. 身だしなみはきちんと。言葉づかいはていねいに。
 これは面接の基本中の基本。第一印象が大切なので、特に身だしなみには気をつけましょう。ボタンがはずれていたりとか小さなことも命取りですよ。

2. 会話を弾ませる努力
 面接はコミュニケーションです。面接官の質問に対して自分が答えて、そこから会話を発展させていけるように努力しましょう。一問一答で間があくと気まずい雰囲気になり、自分にもプレッシャーがかかってきますよ。

3. 面接官はすべてを悟る
 面接官は短時間でその人の真の姿を見抜かなければなりません。つまり、出入りさえもきちんと見ているのです。ドアの開け閉めや姿勢にも注意しましょう。

*面接でよく聞かれる質問と過去に聞かれた質問

 面接で聞かれる質問の内容は大体決まっています。それに加えて時事問題や自分に関する客観的な見方を取り上げる場合もよくあります。よく聞かれる質問と過去に聞かれた質問などについていいページを見つけたので参考にしてください。

※ここでは著作権の関係で詳しい内容は控えさせていただきます。下のページで公開されていますのでぜひご覧ください。
●面接質問例集
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/2117/study/smense.html


 初めて受ける面接は緊張するものです。でも、それはみんな同じこと。そんな状況でいかに自分をうまくアピールできるかが勝負の分かれ目です。そのためにも、普段から身だしなみや言葉づかいなどについて注意しておくといいでしょう。すぐには身につかないことですからね・・・。


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