vol4 〜今からでも遅くない公立・私立高校入試情報〜
今回は「今からでも遅くない公立・私立高校入試情報」と題して、公立高校入試の仕組みなどをお伝えします。
愛知県公立高校入試の仕組み
皆さんのほとんどはすでに公立高校入試のしくみをよく知っていると思われますが、ここでもう一度愛知県公立高校入試のしくみを詳しく紹介しておきます。▼学力検査点
英語・数学・国語・理科・社会 各20点満点の合計100点満点
▼内申点
評価は中学3年時の成績を利用(絶対評価)。3年の成績を9教科5段階に評定し、2倍する。
9教科 × 5段階 × 2 = 90点満点
▼推薦入試定員
推薦入試は全日制課程の全高校・全学科で実施。定員は下の通り。
*普通科・英語科・国際科・・・・・募集定員の10%程度
*専門学科・総合学科・・・・・・・募集定員の30%程度
*美術科・音楽科・・・・・・・・・募集定員の30%程度
▼傾斜配点
英語科・国際教養科は学力検査の英語の配点を1.2倍にする。
▼合否判定基準
県内の公立高校をA群・B群の2つに分け、各群で1校ずつ志願できる複合選抜制度を採用している。グループにより、入試日程、試験内容が異なる。
第1・第2志望者を合わせた中で、学力検査点・内申点の順位がともに定員内に入っている者を「A」とし、それ以外を「B」とする。各高校において全受験者の校内順位を「A」、「B」の順に決める。校内順位が上位の者から合格とする。
「B」においては、内申点と学力検査点の比重を次の@、A、Bのいずれかの方式から各高校が選択し、面接の結果等とあわせて総合的に判定を行う。
@ 内申点:学力検査点=5:5
A 内申点:学力検査点=6:4
B 内申点:学力検査点=4:6
※Aの場合は、内申点を1.5倍、Bの場合は学力検査点を1.5倍する。
▼合格発表方法について
合格発表方法については2校志願した場合、どちらかの高校に行けば分かるようになっ ている。「本校に合格」と表示されていればその高校に合格しており、「(相手校に合格)」と表示されていればもう一方の高校に合格していることになる。
また、自分の受験番号自体がない場合は残念ながら両方不合格ということになる。
▼玉つき現象
レベルの高いA高校へ人気が集中し倍率が高くなれば、その次に位置するB高校(レベルの高い高校のすべり止め高校)にはAを落ちた生徒たちが流れてくる。すると、Bを本命にしていた人たちは、Aを狙うレベルの高い人たちに押し出され、不合格となっていく。
こうした生徒の流れが一連の学校に沿って起こることを「玉つき現象」と呼んでいる。
レベルの高い高校の倍率は、それに続く高校へ大きな影響を与えていくことになる。
この他にも、下のページで高校入試の仕組みについて詳しいことが説明されています。
●中央出版:まなび・こむ
愛知県私立高校入試結果
愛知県内の各私立高校別入試の詳しい結果が公表されています。ぜひご覧ください。●育伸社ホームページ http://www.ikushin.co.jp/