■半分勝手な高校入試情報

vol14 〜本当の入試のしくみ、あなたはわかっていますか?〜


 6月になりました。いよいよ梅雨がやってきますが、こんな時期は雨の日が多くて心が沈みがちですよね。でも夏休みまであと1か月のがまんです。がんばりましょう。
 さて、今回は「本当の入試のしくみ、あなたはわかっていますか?」と題して最新の入試情報や、公立高校入試の仕組み、そして高校の部活動・進路状況などなどいろんな点から高校入試について考えていきたいと思います。


愛知県公立高校入試の仕組み

 皆さんのほとんどはすでに公立高校入試のしくみをよく知っていると思われますが、ここでもう一度愛知県公立高校入試のしくみを詳しく紹介しておきます。

▼学力検査点
 英語・数学・国語・理科・社会 各20点満点の合計100点満点

▼内申点
 評価は中学3年時の成績を利用(絶対評価)。3年の成績を9教科5段階に評定し、2倍する。

9教科 × 5段階 × 2 = 90点満点


▼推薦入試定員
 推薦入試は全日制課程の全高校・全学科で実施。定員は下の通り。
 *普通科・英語科・国際科・・・・・募集定員の10%程度
 *専門学科・総合学科・・・・・・・募集定員の30%程度
 *美術科・音楽科・・・・・・・・・募集定員の30%程度

▼傾斜配点
 英語科・国際教養科は学力検査の英語の配点を1.2倍にする。

▼合否判定基準
 県内の公立高校をA群・B群の2つに分け、各群で1校ずつ志願できる複合選抜制度を採用している。グループにより、入試日程、試験内容が異なる。
 第1・第2志望者を合わせた中で、学力検査点・内申点の順位がともに定員内に入っている者を「A」とし、それ以外を「B」とする。各高校において全受験者の校内順位を「A」、「B」の順に決める。校内順位が上位の者から合格とする。
 「B」においては、内申点と学力検査点の比重を次の@、A、Bのいずれかの方式から各高校が選択し、面接の結果等とあわせて総合的に判定を行う。

@ 内申点:学力検査点=5:5
A 内申点:学力検査点=6:4
B 内申点:学力検査点=4:6
※Aの場合は、内申点を1.5倍、Bの場合は学力検査点を1.5倍する。

▼合格発表方法について
 合格発表方法については2校志願した場合、どちらかの高校に行けば分かるようになっ ている。「本校に合格」と表示されていればその高校に合格しており、「(相手校に合格)」と表示されていればもう一方の高校に合格していることになる。
 また、自分の受験番号自体がない場合は残念ながら両方不合格ということになる。

▼玉つき現象
 レベルの高いA高校へ人気が集中し倍率が高くなれば、その次に位置するB高校(レベルの高い高校のすべり止め高校)にはAを落ちた生徒たちが流れてくる。すると、Bを本命にしていた人たちは、Aを狙うレベルの高い人たちに押し出され、不合格となっていく。
 こうした生徒の流れが一連の学校に沿って起こることを「玉つき現象」と呼んでいる。
 レベルの高い高校の倍率は、それに続く高校へ大きな影響を与えていくことになる。


 この他にも、下のページで高校入試の仕組みについて詳しいことが説明されています。
 ●中央出版:まなび・こむ
http://www.man-abi.com/chukou/highschool/school/aichi_02.html


愛知県私立高校入試結果

 愛知県内の各私立高校別入試の詳しい結果が公表されています。ぜひご覧ください。

 ●育伸社ホームページ   http://www.ikushin.co.jp/


主な公立高校の部活動

 高校でも部活動は大変活発です。さらに、中学校と比べて運動系・文化系ともにバリエーションがぐんと増えます。
 下に主な公立高校の部活動についてまとめました。なお、このデータは2003年度のものです。

■尾張1群A:半田東高校
 囲碁・将棋部が全国大会に出場。柔道・水泳部が東海大会に出場。陸上・剣道・卓球・ハンドボール・バレーボール・バドミントン・テニス・サッカー・吹奏楽部が県大会に出場。

■尾張1群B:半田高校
 ヨット・陸上・放送・化学部が全国大会に出場。学校祭の中で文化クラブは日頃の成果を発表している。

■尾張1群B:東浦高校
 野球・ハンドボール・体操・水泳・卓球・ソフトテニス・弓道部が県大会出場。放送部は高等学校ラジオ作品コンクール 番組部門で優秀賞を受賞。

■尾張2群A:横須賀高校
 15の運動部と9の文化部から構成。同好会もある。弓道・ハンドボール・吹奏楽部は各種大会へ出場。国体選手も出ている。

■尾張2群A:内海高校
 運動部は野球・サッカー・バスケットボール・バレーボール・陸上・弓道・ヨット・剣道・テニス部があり、文化部は吹奏楽・茶華道・家庭科部がある。

■尾張2群A:大府高校
 14の運動部と10の文化部から構成。硬式野球部は通算6回の甲子園出場を果たす。バドミントン・陸上競技・水泳部はインターハイにも出場。写真部は全国の写真展に出品中。

■尾張2群B:大府東高校
 14の運動部と11の文化部から構成。柔道部は愛知県大会ベスト8に進出。他にもサッカー・水泳・ソフトテニス・バドミントン部が県大会へ出場。文化部では演劇部が2年連続中部大会へ出場。その他吹奏楽・茶道・華道・文芸部も活動中。

■尾張2群B:阿久比高校
 23の部活動があり、1年生は全員参加。男子新体操部は17年連続インターハイ出場。ハンドボール・バドミントン・テニス・サッカー・バスケットボール・陸上・弓道・卓球部は県大会に出場。文化部ではインターアクトクラブがボランティア活動の中心となっている。

■尾張2群B:武豊高校
 陸上・ラグビー・柔道・ゴルフ部が全国大会へ進出。バスケットボール・バドミントン・卓球・ハンドボール・野球・弓道・水泳・バレー・吹奏楽・演劇・美術・英語・自然科学・被服食物部が多くの大会で優秀な成績をおさめている。最近サッカー・鉄道研究部が誕生。

■尾張2群B:東海南高校
 12の運動部と9の文化部から構成。邦楽部は全国大会に連続出場し、国立劇場で演奏したり芸術文化奨励賞も受賞している。

■専門学科:半田農業高校
 運動系は野球・柔道・陸上競技・水泳・バスケットボール・バレーボール(女子)・サッカー・バドミントン(女子)・ソフトテニス・ソフトボール(女子)・ 卓球部、文化系は芸術(創作活動、写真)・吹奏楽・茶華道・新聞部などがある。特に柔道・ソフトテニス部は大会出場を何度も果たしている。

■専門学科:半田工業高校
 14の運動部と10の文化部から構成。ホームページへ行けばスライド形式で各部の写真が紹介されている。

■専門学科:東海商業高校
 運動系は硬式野球・サッカー・テニス(硬式・ソフト)・ソフトテニス・ソフトボール・バトミントン・バレーボール・バスケットボール・剣道・陸上競技・水泳・卓球部があり、文化系はワープロ・児童文化・演劇・美術・コーラス・フォーク・簿記・コンピュータ・家庭・茶華道・デザイン・吹奏楽・ボランティア・囲碁部がある。

■専門学科:半田商業高校
 13の運動部と10の文化部から構成。ホームページへ行けば各部の活動内容や写真が詳しく紹介されている。

■専門学科:常滑高校
 野球・弓道・卓球・柔・剣道・ソフトテニス・サッカー・ハンドボール・バドミントン・バスケットボール・バレーボール・陸上・演劇・美術/創作・茶華道・陶芸・吹奏楽・服飾デザイン・生活文化部


知多翔洋高校ってどんな学校?

 2005年4月に総合学科がある知多翔洋高校が開校しました。知多翔洋高校って一体どんな学校なのでしょうか。
 知多翔洋高校のホームページがありますので、下記にリンクを載せておきます。

 ★知多翔洋高校
   http://www.chitashoyo-h.aichi-c.ed.jp/

 いかがでしたでしょうか。入試情報は時間とともにどんどん変化していきます。新聞などで新しい情報は必ず発表されているので、毎日こまめにチェックすることをおすすめします。


○●シリーズ●○
「ブログ」的な生活
〜第3回(最終回)〜

 前回はブログを利用して情報を呼びかけている行方不明事件についてお話ししましたが、今回は今密かに人気になっている有名人のブログについてお話しします。

 ブログは近年で急速に広まってきました。これほど広がれば当然、芸能界のみなさんが運営していらっしゃるブログも数多くあります。

 私はYahoo!ブログを利用しているのですが、Yahoo!ブログには「どこ見てんのよ!」でおなじみの青木さやかさんのブログや、リメイクされたドラマ「アタックNo.1」の主題歌を歌っている福田沙紀さんのブログなどがあります。

 他のブログサービスを調べてみたら、プロ野球改革でがんばった古田敦也選手や、女子ゴルフ界の横峯さくらさん、大相撲界では普天王関のブログまでありました。

 普段はよっぽどでない限りテレビを通してしか見ることができない人たちばかりですが、それぞれのブログをのぞいてみるとけっこうプライベートな話が載っていたりするので、テレビとはまた違った一面を見ることができます。一度のぞいてみるのもおもしろいですよ。

◎今回でシリーズ「ブログ的」な生活 はおしまいです。
 次回からはシリーズ「変わりゆく大相撲」をお送りします。お楽しみに。



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