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おすすめの1冊 その2

前回の「阪急電車」に続き、「もう1作品くらい読んでみたいな・・・」と思い、またまた本屋さんへ。

今度はこんな本です。↓





「愛しの座敷わらし(上・下)」荻原 浩著 朝日文庫 (本体590円+税) Amazon.co.jpより引用



いじめに遭っている長女、持病のぜんそくを抱える長男、認知症気味の祖母が暮らすある一家。
父親が勤める会社にて左遷が決まり、一家とも古民家へ引っ越すことに。
ところが、その家には「座敷わらし」が住んでいるとの噂が・・・。

今までそれぞれバラバラな存在だった家族が、座敷わらしの存在によって、1つになり、絆を取り戻していく物語です。

震災・原発事故など起こっている今こそ、大切な何かを問いかけている作品のように感じました。
他の読者の方も絶賛していますが、下巻のラスト1文はまさに印象にのこるものがあります。

この作品を読んで、自分は「座敷わらし」の定義を誤解していたように感じました。
諸説あるようですが、この作品の中では悲しいいわれとして紹介されています。

上下巻とボリューム感がありますが、その分、読み応えのある作品です。
2012年のGWにはこの作品も映画化され、主演が水谷 豊さんだそうなので、ぜひ見てみたいものです。

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