visuallogo.png(8411 byte)

last upload: 2013/11/ 2

 Linuxはビギナー(初心者)にとって少し敷居が高いと感じていませんか?いやいやそんなことはありません。少なくともインストール方法を覚えて実際に起動させればあとは自然に使うことができるようになると思います(たぶん)。

 ということで、ここではVineLinuxを初めて扱う人を対象にグラフィカルなインストール方法をビジュアル形式で紹介することにします。
 インストール方法を紹介しているサイトはここ以外にもたくさんあるので、いろいろ参考にしてみてくださいね。


※画像はVMware Player上にてVineLinuxを起動したものです。


01.png(36096 byte)
02.png(61532 byte)
03.png(94338 byte)
1. インストールCD挿入直後の画面
 特に問題がなければEnterキーを押します。
 テキストモードでインストールしたい場合や、メモリテストをしたい場合は、【Advanced options】を選択します。
 また、外付けのUSB CD/DVDドライブを使用してインストールする際には、【Advanced options】を選択後、"linux usb-storage"と入力してEnterキーを押してください。
2. タイトル画面
 数秒すると自動的に次の画面へ移動します。
3. VineLinuxへようこそ画面
 無条件で「次へ」をクリックします。


04.png(50971 byte)
05.png(61212 byte)
06.png(83392 byte)
4. 言語の選択画面
 インストールするまでの間に使用する言語を選択します。
 英語に自信がある方は結構ですが、ここでは日本語を選ぶのが無難でしょう。
5. キーボード設定画面
 日本語配列キーボードを使用する場合はこのまま変更しないでOKです。
6. インストールの種類画面
 VineLinuxの開発に携わりたいくらいの気持ちをお持ちの方は「すべて」を、Windowsのように一般的なデスクトップ環境として使用したい方は「デスクトップ」を、サーバなどを立ち上げて技術的なことをしたい方は「サーバ」を、ディスクの容量などで最低限動けばいいという方は「ベースシステム」を、インストールするパッケージを自分で選択したい場合には「カスタム」をそれぞれ選択してください。


 
07.png(78155 byte)
08.png(82245 byte)
09.png(80971 byte)
7. ディスクパーティションの設定画面
 ビギナーの方は「自動パーティション設定」をチェックしてください。もうひとつの方法は上級者向けです。
 ※この時点でハードディスク内にフォーマットされていない空き領域があることが必須となります。
8. 自動パーティション設定画面
 他のOSと共存させたい場合は「システムのすべてのLinuxパーティションを削除」をチェックします。
 1台のハードディスクにLinuxのみをインストールする場合は「システムのすべてのパーティションを削除」をチェックします。
 古いLinuxも残す場合は「すべてのパーティションを保持し、既存の空き領域を使用」をチェックします。
 インストールしたいドライブを選択し、パーティション内容確認したい場合には「作成されたパーティションレイアウトの確認と変更をする」をチェックします。
9. ディスクの設定画面
 8.にてパーティション確認にチェックを入れた場合のみ表示されます。おかしいところはないか、特に他OSと共存させる場合には「フォーマット」の部分が適切になっているかチェックしてください。
 もしおかしいところを発見したら前のページに戻ることもできますし、中央にある6つのボタンで修正することもできます。


10.png(94569 byte)
11.png(80362 byte)
12.png(80087 byte)
10. ブートローダの設定画面
 ブートローダは必ずインストールしてください。ブートローダはGRUBがインストールされます。
 ※ブートローダがないとLinuxを立ち上げることはできません。
 Windowsが既にインストールされている場合はラベル欄に"Other"と表示される場合があります。その場合はラベル名を選択して「編集」ボタンでラベル名を変更することが可能です。
 ブートする際にパスワードを入力して起動プロセスを開始させたい場合には「ブートローダパスワードを使用」にチェックを入れます。また、「高度なブートローダオプションの設定」にチェックを入れることでブートローダをインストールする位置など設定することができますので、これはおすすめです。
11. ネットワークの設定画面
 インターネットにつながる環境で起動したい場合には「起動時にアクティブ」にチェックを入れます。また、通常のCATVモデムやADSLモデムはDHCPを使用する場合がほとんどなので、IP/ネットマスクが「DHCP」になっていることと、ホスト名が「DHCP経由で自動設定」になっていることを確認してください。※インターネットに接続しない方は「起動時にアクティブ」のチェックをはずしてください。
 また、IPアドレス等を手動設定したい場合には「編集」ボタンと「手動設定」ラジオボタンでそれぞれ細かく設定できます。
12. ファイアウォール設定画面
 「ファイアウォール」とは防火壁のことで、簡単に言えば情報漏洩や攻撃を防ぐための機能です。
 このような理由のため、ファイアウォールを有効にしておくことをおすすめします。
 ファイアウォールを使いながらご自分で各種サーバを構築される場合には別途下のオプションでファイアウォール機能を緩める必要があります。


13.png(71503 byte)
14.png(123866 byte)
15.png(79053 byte)
13. 追加の言語サポート画面
 通常はこのまま変更する必要はありません。英語環境も取り込みたい方は別途チェックしてください。
14. タイムゾーンの選択画面
 日本国内で使用するならば特に変更しなくてもかまいません。「アジア/東京」が選択されていることを確認し、次へ進みます。
15. Rootパスワードの設定および一般ユーザアカウントの作成画面
 Linuxではroot(WindowsでいうAdministrator)のパスワード設定が必須となっています。これはシステム起動後、ログイン時に使用するものです。適当な数字と文字を組み合わせた6〜8文字のパスワードを「Rootパスワード」と「確認」の部分にそれぞれ同じものを入力してください。
 その他、一般ユーザの設定もできます。ユーザ名(必須)とフルネーム(任意)そしてパスワード(必須)をそれぞれ入力してください(日本語は使用不可です)。


16.png(84334 byte)
17.png(76686 byte)
18.png(82074 byte)
16. インストールパッケージのデフォルト設定画面
 通常はこのままでいいと思います。インストールしたいパッケージをカスタマイズしたい場合には「インストールするソフトウェアパッケージをカスタマイズする」にチェックを入れて次へ進みます。
17. パッケージグループの選択画面
 16.にて「インストールするソフトウェアパッケージをカスタマイズする」にチェックを入れた場合のみ表示されます。各ジャンル横にある「詳細」ボタンをクリックすることで細かくインストールするパッケージを設定することができます。
18. インストール準備完了画面
 ここまでの設定でインストール準備が完了します。もしインストールをやめたければここが最後のチャンスです。
 よければ「次へ」をクリックします。


19.png(68747 byte)
20.png(79254 byte)
21.png(53177 byte)
19. パッケージのインストール画面(1)
 さあ、いよいよインストールが開始されます。最初はこのようにインストールイメージがHDDに転送されます。
20. パッケージのインストール画面(2)
 ここではひたすら待つだけ。お使いのパソコンの処理能力により数十分ほどかかります。
 ちなみに、Core2Duo P8700(2.53GHz)・メモリ4.0GB・フルインストールの環境でおよそ15分ほどかかりました。
21. おめでとうございます画面
 お疲れ様でした!これでインストールは終了です。ディスクトレイが自動的に開くはずですので、インストールメディアを取り出して再起動します。
 再起動後すぐにGRUBの画面(次の黒い写真)が出ればOKです。


22.png(52357 byte)
23.png(121103 byte)
24.png(57155 byte)
22. GRUBの画面
 この画面が出ればきっと正常にインストールができているはずです。どちらかを選択してEnterキーを押してください。通常はデフォルトの"Current kernel"を選択して起動します。
 何も触らなければ5秒程で自動的に起動が始まるはずです。
23. 起動中の画面(1)
 起動中はこのようなブドウの画像の下に進捗バーがあり、起動の進捗状態を表示しています。
 この画面の状態でF2キーまたはEscキーを押下すると、次の画像のようなこれまでの起動モードに変更されます。
24. 起動中の画面(2)
 F2キーまたはEscキーを押下するとこれまでのバージョンの起動画面と同じようなインタフェースで起動状況が表示されます。
 なお、デフォルトでは23.のような起動画面が表示されますが、設定次第で24.のようなこれまでのバージョンの起動画面にすることも可能です。


25.png(90665 byte)
25. ログイン画面
 この画面が表示されたら、表示されているユーザをクリックし、パスワードを入力します。
 認証に成功したらVineLinuxのデスクトップ(Gnome)が表示されます。


用途別おすすめソフトの紹介へつづく




プロジェクト ホームへ戻る