VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0192

■[ユーティリティ/マルチメディア]LiVESで動画編集(5.0以降対象)■

 Youtubeやニコニコ動画・さらには携帯電話撮影やフルHDのビデオカメラ撮影など、最近は手軽に動画を扱えるようになってきました。Linux上で動画編集できるソフトもだんだん増えつつあります。
 そこで今回はLiVESという動画編集ソフトをご紹介します。



★LiVESとは

 LiVESは動画編集ソフトの1つで、カット・トリミング・エンコード・DVDリッピングなど様々な機能があります。こちらで紹介したmplayerをインストールすることでエンコード・デコード処理の幅がさらに広がります。

★LiVESのダウンロード・展開

 LiVESの配布元はsourceforge.netからダウンロードします。"LiVES-X.X.XX.tar.gz"(←XXXはバージョン情報。以下同様。)をお好きな場所にダウンロードしてください。
※ここでは/home/abc以下にダウンロードしたとします。

 ダウンロード完了後、以下の手順でファイルを展開します。

  cd /home/abc
  tar zxvf LiVES-X.X.XX.tar.gz


 展開が完了すると、LiVES-X.X.XXというディレクトリができます。

★LiVESのコンパイル・インストール

 先ほど展開したLiVES-X.X.XXのディレクトリ以下に移動します。

  cd /home/abc/LiVES-X.X.XX


 このパッケージは、コンパイルしてからインストールしなくてはなりません。LiVES-X.X.XX以下に移動したら、以下の手順でコンパイルします。

  ./configure
  make


 make処理が正常に終了したら、いよいよインストールします。以下のコマンドでインストールします。

  make install

 これでインストールは完了です。

★起動してみよう!

 無事インストールができたらさっそく起動してみましょう。
 GNOME上の「アプリケーション」→「サウンドとビデオ」→「LiVES」で起動できます。

 初回起動時には以下の流れで設定をする必要があります。

lives1.png(135621 byte)
lives2.png(69782 byte)
画像1: LiVESのスプラッシュスクリーン
画像2: 作業ディレクトリの選択画面
ここではLiVESで編集作業をするための作業ディレクトリを指定します。
直接入力もできますし、右側のフォルダアイコンを押下することでフォルダを探すこともできます。
(※画像では/root/livestmpを指定しています。)


lives3.png(20685 byte)
lives4.png(52435 byte)
画像3: ディレクトリ作成の確認画面
先ほど指定したディレクトリを作成するどうか聞いてきますので、OKボタンを押下します。
画像4: オーディオプレーヤの選択画面
"PULSE"・"JACK"・"SOX"のいずれかが選択できるようになっています。
"PULSE"が一般的だと思いますが、私が検証した際には"SOX"しか選択できませんでした・・・。


lives5.png(75528 byte)
画像5: 基本設定の確認結果画面(画面右部分が切れていて、すみません・・・。)
基本設定を確認することができます。
私が検証した際にはmplayerをインストールしていなかったため、mplayerの部分でNGとなっていますが、このまま進めてもLiVESの起動は可能です。


以上の設定が完了すると、LiVESが立ち上がります。

lives6.png(70053 byte)

画像6:LiVES起動直後の画面


 ここでも「mplayerがインストールされていない」旨のメッセージが表示されていますが、インストールされていればこの画面は表示されないはずです。

 LiVESの使い方をここで説明すると長くなってしまいますので、使い方については以下のページを参考にしてください。

●LiVES manual(全編英語版です)   http://lives.sourceforge.net/manual/LiVES_manual.html





プロジェクト ホームへ戻る