VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0051

■マルチメディアプレーヤ"mplayer"を導入しよう!(3.0以降対象)■

 Windows Media Playerのような機能をLinuxでも実現したいときには、"mplayer"をインストールすることによってある程度似た機能を実現することができます。動画好きなLinuxユーザのあなた、挑戦してみませんか・・・?



 mplayerはVineLinuxの場合、パッケージとして提供されておりません。しかしVineLinuxの兄弟ディストリビューションであるRedHatLinux(FedoraCore)ではパッケージとして提供されていますのでそれを利用することとしましょう。

 ※tar.bz2形式も提供されていますが個人的には好きではないのでここではrpm形式でインストールする方法を紹介します(失敗したときも削除が簡単なので)。
 tar.bz2形式でインストールする場合はこちらからダウンロードしてください。


 まずインストールにあたり、libdvパッケージと"lame"とよばれるmp3エンコーダをインストールする必要があります。libdvパッケージはVinePlusにありますのでダウンロードしてインストールしてください。lameについてはこちらからダウンロードしてrpmコマンドでインストールしてください。

  rpm -ivh lame-3.93.1-1.i386.rpm

 次に、mplayer本体をインストールします。以下のパッケージ類が必要です。

※2006/ 7/14更新
 1.0pre8バージョンからサウンドドライバやライブラリの関係でVineLinux3.X系のデフォルト環境ではインストールできなくなりました。1.0pre7バージョンでのインストールをおすすめします。


  mplayer-1.0pre7-2.i386.rpm (必須)
  mplayer-tools-1.0pre7-2.i386.rpm (必須)
  mplayer-font-iso1-1.1-1.noarch.rpm (必須)
  mplayer-codecs-20060611-1.i386.rpm (必須)
  mplayer-skin-default-1.4-1.noarch.rpm (必須)
  mplayer-codecs-extra-20060611-1.i386.rpm (インストールしたほうがよい)
  mplayer-gui-1.0pre7-2.i386.rpm (GUIでmplayerを使いたい場合は必須)
  mencoder-1.0pre8-1.i386.rpm (エンコーディングもしたい場合は必要)


※2006/ 7/19更新
 1.0pre7バージョンのmplayer類一式を置いてありますのでここからご自由にダウンロードしてください。コーデック類もありますが最新のバージョンを別途インストールすることをおすすめします。


※2006/11/24更新
 VineLinux4.X系のデフォルト環境では1.0pre8以降のバージョンもインストールできるようになりました。ただしインストールの際にVinePlusにあるすべてのバージョンのlibstdc++パッケージが必要になりますので、Synapticやapt-getコマンドなどを利用してインストールを完了してからmplayerをインストールするようにしてください。


 あとはこれらを同時にインストールするだけです。

  rpm -ivh mplayer-*.rpm

 さらにはWebブラウザからプラグインとして起動することもできます。その場合、別途"mplayerplug-in"というソフトが必要になってきますのでここからmplayerplug-in-2.80-1.FC3.i386.rpmをダウンロードしてください(これより新しいバージョンはうまくインストールができません)。

 mplayerの起動方法はターミナル上で

  mplayer ファイル名

とします。GUIをインストールした場合は

  gmplayer

と入力すればmplayerの画面があらわれ、画面上で右クリックをすることでファイルを選択して再生することができます。

 ※プレイリスト等を作って連続再生することもできますが、時々バグで正常に再生されず警告を吐き出して異常終了する場合があるので注意してください。

※2006/10/27更新
 mplayer再生時のエラーについて有力な情報が得られましたのでこちらをご覧ください。





プロジェクト ホームへ戻る