■半分勝手な高校入試情報

vol9 〜穴埋めでわかるラストスパート超効率勉強法〜


 さて、いよいよ入試シーズンがはじまりました。今回は私立高校入試が終わってから公立高校入試がはじまるまでの1か月間の効率のよい勉強法は何かないかとあちこち探した結果、いろいろ出てきたのでそれをまとめてみました。穴埋め形式にし たので、休憩の時にでもやってみてください。終わりに理想的な解答例をのせておきます。


★穴埋めのしかた

これから入試直前期の生活スタイルや勉強法に関する文章が10個出てくるので、   に自分だったらどんな言葉を入れるか考えてみてください。
 すべて入れ終わったら、終わりに理想的な解答例があるので、それと照らし合わせて残り1か月の自分の勉強法の参考にしてください。

★問題

 1. 寝る前に行うと効果が大きいものは、英語の発音問題/数学の計算問題/国語の漢字読み書き/理科・社会の暗記事項のうち、   である。

 2. 人間の脳は夜中   時を過ぎると機能が急激に低下するため、それまでには寝たほうがよい。

 3. 数多くの問題を解いてパターンを身につけることは重要であるが、本番直前においては   ほうがよい。

 4. 意外とテレビの   はよく当たるので、見逃さないことが大切である。

 5. 教科書の練習問題/自分が受けた模試の問題/市販の問題集のうち、直前期に特に見直しておくとよいものは   である。

 6. 英語のリスニングにおいて、1回目の会話で無理に答えようとせずに、1回目の会話と質問で   、2回目の会話と質問で1回目に聞き取れなかった内容を聞き取り、   

 7. 数学は問題量や計算量の割に解答時間が短いので、過去問や模擬テストで時間を計って解く際には一般的に   から先に解くとよい。

 8. だらだらと長時間勉強しているよりも、長くても   時間に1回は休憩時間をとったほうがかえって効率がよくなるという。

 9. 入試直前期には本番当日のスケジュールに慣れるためにも   するとよい。

 10. 暗記項目は毎日やってもよいが、人間の脳の性質からみて   とよい。 

 さて、解答してみてどうでしょうか。中には「これ知ってるよー」ってのもあったかもしれませんが、ここにあげたものはどれも真実なものばかりなので、効果は保証しませんがやってみるのも価値がありそうですよ。
 では、以下からは解答例です。



★解答例

 1. 寝る前に行うと効果が大きいものは、英語の発音問題/数学の計算問題/国語の漢字読み書き/理科・社会の暗記事項のうち、理科・社会の暗記事項である。
  →vol-2でも話題にとりあげました。寝る前に暗記の勉強をすると効率よく脳に吸収され、暗記をして3時間以上寝るとその間に脳が記憶を整理してくれるそうです。これはびっくりモノ!

 2. 人間の脳は夜中2時を過ぎると機能が急激に低下するため、それまでには寝たほうがよい。
  →これはとある塾の情報誌に載っていました。徹夜をすればよほど健康に自信がある人でない限り次の朝にひびくのは明らかです。いくら受験勉強とはいえ、ほどほどに・・・。

 3. 数多くの問題を解いてパターンを身につけることは重要であるが、本番直前においては新たな問題集には手を出さないほうがよい。
  →本番直前に新たな問題集に手を出すと、もしできない問題があった場合にあせりが生じて体にもよくありません。「すべての問題を解き尽くすぞー」という勢いも大切ですが、本番直前には今までやってきたことを再確認して間違った問題を解けるようにしておくことのほうが大切なのではないでしょうか。

 4. 意外とテレビの出題予想番組はよく当たるので、見逃さないことが大切である。
  →これは筆者もぜひおすすめします。毎年ほぼ各科目とも全部とはいかなくても、予想が的中しているので、テレビの出題予想番組は必ず見ておくとよいでしょう。

 5. 教科書の練習問題/自分が受けた模試の問題/市販の問題集のうち、直前期に特に見直しておくとよいものは自分が受けた模試の問題である。
  →模試の問題は実際の試験問題よりもやや難しめに設定されていますが、出題内容は過去の入試問題を参考にしてつくられたものばかりです。これを解き直せば短時間で効率よく全範囲を確認することができます。

 6. 英語のリスニングにおいて、1回目の会話で無理に答えようとせずに、1回目の会話と質問で何を言っているのかメモをとり、2回目の会話と質問で1回目に聞き取れなかった内容を聞き取り、メモを参考にして答える
  →リスニングを苦手とする人も多くいます。それぞれ自分の解き方があると思いますが、なかなか正解できないという人は一度上のような方法で解いてみるとよいでしょう。

 7. 数学は問題量や計算量の割に解答時間が短いので、過去問や模擬テストで時間を計って解く際には一般的に単純な問題(計算問題など)から先に解くとよい。
  →筆者もそうでしたが、数学は計算量が多く時間いっぱいまでかかって解きました。
 計算量や問題文の量が少ない問題は比較的得点が低いですが、解法がわかれば簡単に解答できるものがほとんどです。そのような問題を先に終わらせてから大きな問題にとりかかると心にも少し余裕ができることでしょう。


 8. だらだらと長時間勉強しているよりも、長くても2〜3時間に1回は休憩時間をとったほうがかえって効率がよくなるという。
  →人間には集中力の限界があります。同じことをずっとやっているよりもある程度ごとに休憩を挟んで続けたほうが効率も上がることはよく知られています。

 9. 入試直前期には本番当日のスケジュールに慣れるためにも、本番と同じ時間帯で勉強するとよい。
  →特に予想問題や模擬テストなど時間が設定されている場合は1日を本番と同じ時間帯で過ごすと体も慣れてきます。本番までに1回はやっておくとよいでしょう。

 10. 暗記項目は毎日やってもよいが、人間の脳の性質からみて思い出せなくなったときに行うとよい。
  →毎日暗記を行う時間があればいいですが、なかなかそうにもいきません。
 脳はある程度の時間がたつと記憶を失っていきます。失いかけた頃にもう一度覚えさせればまた記憶が保たれます。その繰り返しで記憶が確かなものへとなるわけです。



 10問ありましたが、皆さんはどれくらい正解できたでしょうか。3月の公立高校入試までまだ勉強できる時間はあります。がんばってください!


vol-8へ戻る   メニューへ戻る   vol-10へ続く