VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0105
■Via VT8378チップ搭載のコンピュータの不調について■
SOTEC(現:ONKYO)のノートパソコン(AMD製CPU)などに搭載されているVia VT8378チップによってLinuxをうまくインストールできなかったり、X Window Systemが真っ黒な画面になってしまうなどの現象が確認できました。これをなんとか修正することができましたのでその修正方法を紹介します。
私がVineLinuxをインストールしてみたところ、Via VT8378[S3 UniChrome]というビデオドライバを搭載したSOTEC(現:ONKYO)製Afina AL7170CLで不調が確認できました。
不調の原因はどうやらVineLinux付属のVia社用ビデオドライバが古い?ためみたいです。Via社のドライバページへいき、最新のLinux用ビデオドライバをインストールすればX Window Systemも使用できるようになりました。
※ただしVineLinuxをインストールする際にテキストモード(しかも英語バージョン)でしかインストールできませんので注意してください。
●ドライバ定義ファイルの更新
当サイトからkm400xf40039.zipというファイルをダウンロードします。
ダウンロードが終わったら展開します。以降rootユーザ権限で
unzip km400xf40039.zip
と実行してください。
そうして展開された中にあるKMXF40039.tgzをさらに展開します。
tar zxvf KMXF40039.tgz
その中にあるKMXF40039/RedHat/9.0/k7/まで移動し、そこの中にあるvia_drv.oを/usr/X11R6/lib/modules/drivers/以下にコピーします。
cp via_drv.o /usr/X11R6/lib/modules/drivers/
上書きするか尋ねてきたらyを押して上書きしてください。
これですべて完了です。一度電源を切り、再起動してGNOMEやKDEが現われたら大成功です。
※おまけ
VT8378チップ特有の症状なのかわかりませんが、Afina AL7170CLではUSBデバイスをつけたままVineLinuxを起動させるとUSB認識に失敗します。必ずUSBデバイスは後付けするようにしてください。