VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0097

■Energy Starを無効にする方法■

 スクリーンセーバーとは違うのですが、X Window Systemを起動させたまま10分ほどマウスを動かさずに何も操作しないでいると画面が真っ暗になってしまいます。特に動画や音楽を鑑賞している時には不便ですよね。今回はこれを無効にする方法をご紹介します。



 これはEnergy Starという規格に沿ってLinuxが動いているために起きる現象のようです。最近のパソコンではほぼすべてにEnergy Starマークがついています。省エネが盛んなためでしょう。

 このEnergy Starを無効にするにはxsetコマンドを利用してrootユーザ権限で以下のコマンドを実行します。

  xset s off
  xset dpms 0 0 0


 この中に出てくる"s"はスクリーンセーバーのことであり、"dpms"と数字がEnergy Starに関する設定です。

 しかしこれには重大な問題が存在します。それは再起動すると設定が消えてしまうこと。これを防ぐには/etc/X11/xinit/xinitrc.d/以下に上と同じコマンドを記述したシェルスクリプトを用意することで解決できます。このシェルスクリプトを作成しましたのでこちらからダウンロードして保存してください(ファイル名はxsetとしてください)

 ダウンロードが終わったらrootユーザ権限でそのシェルスクリプトを/etc/X11/xinit/xinitrc.d/に移動させ、実行権限をつけてください。実行権限のつけかたは

  chmod 755 xset

 です。

 これで一度電源を切り、再起動すればX Window Systemに反映され、画面が真っ暗にならないはずですよ。




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