VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0072
■ログインモードの変更方法■
VineLinuxをインストールした際にテキストモードでログインするかグラフィカルモードでログインするかどちらかを選択することができました。これはあるファイルの内容を書き換えるだけでインストール後にも簡単に変更することができます。
書き換えるファイルは/etc/inittabというファイルです。/etc/inittabの中身の最初の部分に以下のような記述があると思います。
# Default runlevel. The runlevels used by RHS are:
# 0 - halt (Do NOT set initdefault to this)
# 1 - Single user mode
# 2 - Multiuser, without NFS (The same as 3, if you do not have networking)
# 3 - Full multiuser mode
# 4 - unused
# 5 - X11
# 6 - reboot (Do NOT set initdefault to this)
#
id:5:initdefault:
この中に出てくる0〜6の数字はランレベルと呼ばれるもので、制御できるユーザをこの数字によって区別することができます。
ランレベルは以下の通りです。
0:停止(コンピュータを安全に停止する際に使用)
1:シングルユーザモード(緊急時にこのユーザモードで使用する)
2:ネットワーク環境がない場合のテキストモード
3:テキストモード
4:使われていない形式上のもの
5:グラフィカルモード
6:再起動(コンピュータを再起動する際に使用)
変更する部分ですが、グラフィカルモードからテキストモードへ変更する場合は上の記述にあるid:5:initdefault:の"5"の部分を"3"に書き換えます。
id:3:initdefault:
逆にテキストモードからグラフィカルモードへ変更する場合はid:3:initdefault:の"3"の部分を"5"に書き換えます。
id:5:initdefault:
書き換えたあと、上書き保存して一度電源を切って再起動してください。再起動後に内容が反映されます。
その他、一時的にログインモードを変更することもできます。パソコン本体の電源を入れてliloの画面が出たら、エスケープキーを押してテキストモードへ移動し、コマンド入力時に以下のように指定してEnterキーを押します。
linux 3 ←テキストモードで起動するとき
linux 5 ←グラフィカルモードで起動するとき
これで起動できるはずです。その日の気分や行う内容によってうまく使い分けるのも1つの技なんでしょうね・・・。