VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0175

■SquirrelMailでWebメール(1)■

 Yahoo!メールやGoogleのGmailのように、Webブラウザを介したメールの送受信がVineLinux上でも可能です。何台もPCをお持ちの方にとっては便利ですよね。
 今回はWebメール環境を構築するまでの手順を2回に分けて紹介します。



●はじめに

 Postfixをインストールしてhtmlなどでページを作れば可能かもしれませんが、セキュリティ上あまりおすすめできません。
 そこで今回は比較的設定が単純で、セキュリティも充実しているSquirrelMailというソフトを利用してWebメール環境を構築していきたいと思います。
 なお、メールの送受信にはIMAPサーバ(courier-imap)を利用します。

 このSquirralMailはphpで作成されており、プラグインなどで機能の追加が簡単にできるのが特徴です。

 ※ここではssl実装のapacheが導入済みであることを前提に話を進めていきます。sslを実装したapacheの導入方法については

  http://mkserver.dip.jp/vinelinux/perform/apache/0023.html や  http://mkserver.dip.jp/vinelinux/perform/apache/0158.html

  を参照して正常に稼働するように環境を整えてください。


●ダウンロード・インストール

 以下のパッケージをSynapticやapt-getコマンドなどでダウンロードしてインストールしてください。これらのパッケージはすべてVinePlusにあります。

   ・courier-imap
   ・openssl-devel
   ・cyrus-sasl-devel
   ・cyrus-sasl-md5
   ・cyrus-sasl-plain
   ・db4-devel
   ・postfix
   ・php4
(php5でも動作するはずですが、未確認です。)

●インストール後の設定

 上記パッケージのインストールが終わったら、以降自動起動するように設定します。
 ターミナル上で以下のコマンドを実行します。

  /sbin/chkconfig saslauthd on
  /sbin/chkconfig courier-authlib on
  /sbin/chkconfig courier-imap on
  /sbin/chkconfig postfix on


●cyrus-saslの設定

 次にSASL認証を実装するために、cyrus-saslの設定を行います。
 テキストエディタで/usr/lib/sasl2/smtpd.confを開き、以下の記述を追加してください(新規ファイルで中身が空のはずです)。

  pwcheck_method: saslauthd

 入力後、上書き保存してください。

●Postfixの設定

 ここまで設定が終わったら、メールサーバの設定を行います。ここで既にPostfixメールサーバが稼働していらっしゃる方は、==========から==========までの説明を無視して飛ばしてください。

 ==========
 メールサーバが稼働していない方は
 http://mkserver.dip.jp/vinelinux/perform/postfix/0127.html
 を参考にPostfixメールサーバが稼働するように設定してください。
 ==========

 次に、テキストエディタで/etc/postfix/master.cfを開き、以下の行のコメント"#"を外してください(ファイル先頭部付近にあるはずです)。
 もし記述が無かった場合は、追記して上書き保存してください。

  smtps inet n - n - - smtpd
  -o smtpd_tls_wrappermode=yes
  -o smtpd_sasl_auth_enable=yes
  submission inet n - n - - smtpd
  -o smtpd_etrn_restrictions=reject
  -o smtpd_client_restrictions=permit_sasl_authenticated.reject


 この設定は、最近話題になっている25番ポートを利用したメール不正送信に関するOutbound port 25 Blocking (OP25B)を含んでいます。

●courier-imapの設定

 SquirrelMail本体をインストールする前の最終準備として、IMAPサーバであるcourier-imapの設定を行います。

 設定作業の流れは相互リンクサイト様先にて詳しく紹介されていますので、
 http://www.miloweb.net/imap.htmlの「メールボックスとPostfixの設定」以降から順に作業を進めてください。

 なお、メール格納ディレクトリ"Maildir/"を作成する際には、以下のコマンドで作成可能です。

  maildirmake /etc/skel/Maildir


 各ユーザごとにMaildirを作成する際にもmaildirmakeコマンドで作成してください。

 これでSquirrelMail本体をインストールする事前準備が整いました。


SquirrelMailでWebメール(2)へ続く





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