VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0129
■Postfix導入時のトラブルあれこれ■
メールサーバを導入するとWebサーバと同様に様々な危険がつきまといます。今回は自分が遭遇したメールサーバ導入トラブルなどについて解決法とともに紹介していきたいと思います。
●不正中継されないかすごく心配・・・('A`)。
まずは何といってもこれが一番大きな問題だと思います。スパムメールの踏み台(不正中継)にされて2次的被害が起きてしまうと大変な問題に発展しかねません。そこで設定したメールサーバが安全かどうか心配な方は以下のページでチェックされることをおすすめします。
★Mail relay testing: http://www.abuse.net/relay.html
インターネット接続できる環境でこのページの"Address to test:(as host name or dotted quad)"の横の欄にご自分のメールサーバのIPアドレス(NICを2つ設置してある場合は外部ネットワーク接続側のIPアドレス)を入力して数段下にある"Test for relay"をクリックすることで17種類の接続テストが行われます。
↑不正中継テストの入力画面
このテストにすべて合格すれば一応不正中継がされないような設定になっていると思われます。もし何らかの欠陥があればその時点でテストは終了しますのでもう一度設定等を見直してみてください。
●/etc/hostsの編集
メールサーバを起動後、ドメイン名を正しく記述していても「/etc/hostsファイルを編集してください。」と警告が出る場合があります。そんな時は/etc/hostsにドメイン名とIPアドレスとの関連づけを記述しましょう。
rootユーザで/etc/hostsをテキストエディタ等で開き、以下の記述に参考にご自分の
メールサーバのIPアドレスとドメイン名との関連づけを記述してください。
# Do not remove the following line, or various programs
# that require network functionality will fail.
127.0.0.1 localhost localhost.localdomain
192.168.2.4 abc.jp
先頭にIPアドレス(上の場合192.168.2.4)を入力し、Tabキーを1回押して次にPostfixの設定ファイルで記述したドメイン名を入力してください(上の場合abc.jp)。
これで上書き保存し、一度コンピュータの電源を切り再起動します。その後無事にPostfixが起動し、ログイン画面において上記ドメイン名が表示されればOKです。