VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0128
■qpopperでメールを受信してみよう!■
前回はPostfixでメールサーバを設定しましたが今回はメールを受信するための設定を紹介したいと思います。
VineLinuxではPostfixとあわせてメールを受信するためのソフトとしてqpopperというものがあります。この2つを組み合わせることによってメールを送受信することができるようになります。設定方法次第によっては非常に強力な認証方式を取り入れたメールサーバを構築することもできますので、やる気がある方はぜひチャレンジしてみてくださいね。
qpopperはVinePlusにありますのでapt-getコマンドなどでダウンロードしてインストールしてください。
インストールが終了したらrootユーザ権限で/etc/inetd.confをテキストエディタなどで開きます。するとファイル中程に以下のような記述があるはずです。
# Pop and imap mail services et al
#
#pop-2 stream tcp nowait root /usr/sbin/tcpd in.qpopper
#pop-3 stream tcp nowait root /usr/sbin/tcpd in.qpopper
#imap stream tcp nowait root /usr/sbin/tcpd imapd
この記述のうち、pop-3の先頭にあるコメント(#)を削除してください。qpopperをインストールするとデフォルトで削除されている場合もありますのでチェックしてください。編集が終了したら上書き保存します。
次に同じくrootユーザ権限で/etc/hosts.allowをテキストエディタなどで開きます。数行ほど記述があると思いますが、最後の行に以下の記述を追加してください。
in.qpopper: ALL
この記述を設定することによって外部ネットワークからでも自分が運営するメールサーバからメールを拾うことが可能となります。
これで設定は完了です。あとはpostfixを再起動させます。
/etc/rc.d/init.d/postfix restart
無事に[OK]が出れば多分ちゃんと起動できているはずです。
※私の環境の場合、この後コンピュータを再起動させたらログイン画面でパスワード入力後、デスクトップ環境が起動する前に/etc/hostsを編集してくださいとメッセージが表示されました。これについてはこちらをご覧ください。