VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0174
■RealPlayer11をインストールしてみよう!■
RealPlayer11のLinux版が公開されました。Windows形式の動画の再生が限定ですが可能のようです。今回はこれをインストールする方法を紹介します。
※2012/12/15追記
binパッケージ形式のRealPlayer11のダウンロードができなくなったようですので、下記の「▼インストール(bin版)」は今後メンテナンスされなくなります。
※2009/ 9/12追記
VineLinux5.0以降でrpmパッケージ形式のRealPlayer11をインストールする手順を追記しました。ページ後半をご覧ください。
▼インストール(bin版)
最新版はhttp://www.real.com/realplayer/downloadから入手できます。rpmパッケージも用意されていますので、rpmパッケージのインストール方法については後ほど説明します。
"Download RealPlayer"ボタンからRealPlayer11GOLD.binダウンロードしてください。
ダウンロードが終了したら、実行権限をつけます。ターミナル上でrootユーザになって
chmod 755 RealPlayer11GOLD.bin
と入力してください。
その後、実行権限をつけたディレクトリ内で同じくrootユーザで
./RealPlayer11GOLD.bin
と入力して実行すればインストールが始まります。
※途中、どのディレクトリ下にインストールするかなど聞いてきますが、基本的にデフォルトの設定でOKです。
▼起動させる前の事前準備
当方にて動作検証したところ、起動はしますが、ツールバーのメニューが表示されないといった状況が起こりました(図1参照)。
図1: RealPlayer11起動直後の状態
これはアプリケーション上の文字コードがeuc-jpになっているためです。
euc-jpのままで日本語表示したいところですが、残念ながら現在の時点では日本語環境がサポートされていないようです。
そこで、UTF-8に無理矢理指定して英語表示にします。
rootユーザ権限で/opt/real/RealPlayer/realplayをテキストエディタなどで開き、以下の一文を挿入してください。
export LANGUAGE=en_US.UTF-8
挿入する場所はファイル先頭に近い"export HELIX_LIBS"の下(図2参照)がよいでしょう。
図2: /opt/real/RealPlayer/realplayの編集画面
▼インストール(rpm版)
●VineLinux5.0以降の場合
まず、lsbパッケージをインストールする必要があります。
VinePlusにありますので、Synapticやapt-getコマンド等でインストールしてください。
インストールが終わったらRealPlayer本体のインストールを行います。こちらのページにあるリンク"Linux-x86 gcc3.2"から入手し、
rpm -ivh RealPlayer11GOLD.rpm
でインストールしてください。
▼RealPlayerの起動
RealPlayerのインストールが終わったら、起動前に共有ライブラリの更新を行います。ターミナル上でrootユーザになって
/sbin/ldconfig
と入力して実行ください。その後、ターミナル上で
realplay
と入力して起動させます。GNOMEやKDEのメニューからでも起動可能です。
すると以下のようなセットアップアシスタント画面が表示されます(図4参照)。
図4: 日本語表示のセットアップウィザード画面
あとはセットアップを順次実施することによって、利用可能になります。
VineLinux4.2までの場合と違い、メニューもデフォルトで日本語表示されます。
●VineLinux4.2までの場合
まず、以下の2パッケージをインストールする必要があります。
パッケージ名をクリックしてダウンロードしてください。
pax-3.0-4.i386.rpm
redhat-lsb-3.1-16.i386.rpm
インストールは
rpm -ivh pax-3.0-4.i386.rpm redhat-lsb-3.1-16.i386.rpm
でOKです。
ここまで無事に終わったらRealPlayer本体のインストールを行います。こちらのページにあるリンク"Linux-x86 gcc3.2"から入手し、
rpm -ivh RealPlayer11GOLD.rpm
でインストールしてください。
その後、上記bin版の手順と同じように、/opt/real/RealPlayer/realplayにexport記述を追加すればOKです。
▼RealPlayerの起動
編集が終わったら起動前に共有ライブラリの更新を行います。ターミナル上でrootユーザになって
/sbin/ldconfig
と入力して実行ください。その後、ターミナル上で
realplay
と入力して起動させます。GNOMEやKDEのメニューからでも起動可能です。
すると以下のようなレイアウトで表示されます(図3参照)。
図3: 文字コード修正後のRealPlayer11起動後の状態
メニューが英語になっていますが、以前のバージョンと同じ感覚で操作はできるはずです。