VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0131
■acidをインストールしてみよう!(1)■
acidは侵入検知システムSnortのログを視覚化してくれる便利なソフトです。今回はこれを使用できるまでにする方法を紹介します。様々なパッケージをインストールしなくてはいけないため、2回に分けて紹介します。
▼あらかじめ準備すること
acidのインストール作業に移る前に、apache Webサーバとphpをインストールしてください。インストール後apacheとphpが正常に動くことを確認してください。phpの関係でうまくapacheが起動しない場合はこちらを参考にしてください。
では本題に移ります。acidを使用できるようにするにはacid自体も含め以下のパッケージをインストールする必要があります。
●GD
●JpGraph
●ADOdb
●acid
では順番に説明していきましょう。
★GDがインストールされているかチェックする
GDパッケージはVineLinuxフルインストールの場合、デフォルトでインストールされているはずです。お使いの環境でGDがインストールされているかチェックしてください。チェック方法はrootユーザで
rpm -qa | grep gd
を実行してパッケージ名が出てくればインストールされています。もしなければ(パッケージ名が出てこなければ)apt-getコマンドなどでダウンロードしてインストールしてください。
★JpGraphをインストールする
次にJpGraphをインストールします。公式ページへいき、インストールしたphpのバージョンと同じバージョン系列のパッケージをapacheのドキュメントルートディレクトリ(/home/httpd/htmlなど)にダウンロードしてください。
これより先はapacheのドキュメントルートディレクトリを/home/httpd/htmlとします。
ダウンロードが終わったので展開します。展開はapacheのドキュメントルートディレクトリのユーザ権限で
tar zxvf jpgraph-XXX.tar.gz(←XXXはバージョン番号)
と実行するだけです。
展開が終わったら後々のためにディレクトリ名を変更します。展開後にできるsrcディレクトリをjpgraphディレクトリに名前変更します。
mv src jpgraph
★ADOdbをインストールする
そしてADOdbをインストールします。これもダウンロードページからadodbXXX.tgz(←XXXはバージョン番号)を拾ってきて、同じくapacheのドキュメントルートディレクトリ(/home/httpd/htmlなど)にダウンロードしてください。
次に展開します。展開は同じくapacheのドキュメントルートディレクトリのユーザ権限で
tar zxvf adodbXXX.tgz(←XXXはバージョン番号)
と実行するだけです。
展開終了後先ほどと同じようにディレクトリ名を変更します。展開後にできるsrcディレクトリをadodbディレクトリに名前変更します。
mv src adodb
ここまでの作業でようやくacidをインストールできる準備が整いました。ではいよいよacidをインストールしてみましょう。
●acidをインストールしてみよう!(2)へつづく