VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0080
■Analogをインストールしてみよう!■
Apache Webサーバを動かしているとアクセスログをとることはできますが、それを解析して視覚化するにはAnalogというソフトをインストールすることをおすすめします。
まずはAnalogのパッケージをダウンロードします。こちらへ行き、RedHat8.0でリンクされているファイルをダウンロードしてください。(VineLinuxと一番相性がいいと思います。)
ダウンロードが終了したら、rpmコマンドでインストールします。rootユーザで
rpm -ivh analog-XXXXX.i386.rpm ←XXXXXはバージョン番号
と実行してください。エラーが出なければこれでインストールは完了です。
次に、設定ファイルを編集します。設定ファイルは/etc/analog.cfgです。rootユーザでテキストエディタなどで開くと大体下のようになっていると思います。
# Configuration file for analog 6.0
# See http://www.analog.cx/
#
# Here are a couple of configuration commands to get you started. Add any more
# you like from the Readme.
#
# Lines starting with # are comments.
#
# There is a much more extensive configuration file in examples/big.cfg
#
# If you need a LOGFORMAT command (most people don't -- try it without first!),
# it must go here, above the LOGFILE commands.
LOGFILE /XXXX/XXXX/XXXX/XXXX/access_log*
#LOGFILE /var/log/apache2/access_log*
# LOGFILE /old/logs/access_log.*
OUTFILE /XXXX/XXXX/XXXX/XXXX/analog-report.html
HOSTNAME "XXXXXX"
#
# You probably don't need to change anything below this until you are
# experienced.
#
# ERRFILE errors.txt
# REQINCLUDE pages
REQLINKINCLUDE pages
REFLINKINCLUDE *
REDIRREFLINKINCLUDE *
FAILREFLINKINCLUDE *
SUBBROW */*
SUBTYPE *.gz,*.Z
# OSCHARTEXPAND Windows
# Add whichever of these types of pages you have on your server, or others.
# PAGEINCLUDE *.shtml
# PAGEINCLUDE *.asp
# PAGEINCLUDE *.jsp
# PAGEINCLUDE *.cfm
# PAGEINCLUDE *.pl
# PAGEINCLUDE *.php
# More SEARCHENGINE commands can be found at
# http://www.analog.cx/helpers/#conffiles
SEARCHENGINE http://*google.*/* q,as_q,as_epq,as_oq
SEARCHENGINE http://*altavista.*/* q
SEARCHENGINE http://*yahoo.*/* p
:
:
ROBOTINCLUDE REGEXPI:robot
ROBOTINCLUDE REGEXPI:spider
:
:
TYPEALIAS .html ".html [Hypertext Markup Language]"
TYPEALIAS .htm ".htm [Hypertext Markup Language]"
TYPEALIAS .shtml ".shtml [Server-parsed HTML]"
:
:
TYPEALIAS .php ".php [PHP]"
TYPEALIAS .js ".js [JavaScript code]"
変更する部分はLOGFILE, OUTFILE, HOSTNAMEのところです。
●LOGFILE宣言
Apacheで指定しているアクセスログの保存先をそのまま指定します。複数指定に役立つワイルドカードも使用可です。
例えばApacheでアクセスログの保存先を/usr/local/apache2/logs/以下にしている場合、LOGFILE宣言を使用して
LOGFILE /usr/local/apache2/logs/access_log*
と指定します。
●OUTFILE宣言
Analogを使用して得られた解析結果をhtml形式でどこに出力するかを指定するための宣言です。
例えば出力先を/usr/local/apache2/logs/以下にしてファイル名をanalog-report.html(デフォルトのファイル名)にしたい場合、OUTFILE宣言を使用して
OUTFILE /usr/local/apache2/logs/analog-report.html
と指定します。
●HOSTNAME宣言
ここにはサーバのドメイン名を記述してください。
これで最低限の設定は完了です。試しに解析を実行してみましょう。実行方法はrootユーザでターミナル上から
analog
と入力するだけです。設定ファイルがおかしいと実行時に何らかの警告等が吐き出されますので注意してください。
さて、上の時点で解析結果のファイルを見てみると時々中身が部分的に文字化けしている場合があります。これをできるだけ防ぐには先ほどの設定ファイルに以下の記述をどの部分でもいいので追加してください。
LANGUAGE JAPANESE-UTF
SEARCHCHARCONVERT ON
ただし100%文字化けが解消されるわけではありません。利用者のWebブラウザの設定に依存する場合もあるよう(?)です。
Analogは出力に関する細かな設定が可能となっています。もっと詳しく知りたい方は下のページを参考にしてみることをおすすめします。
●Linuxで自宅サーバ:〜Apache ログ解析 Analog の導入〜 http://www.miloweb.net/analog.html