VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0056

■Javaをインストールしてみよう!■

 LinuxでもJavaをインストールすることはできます。主にプログラムを作ってみたい場合は開発キットであるJDKを、実行環境のみでよい場合はJREをそれぞれインストールする必要があります。
 ここではJDKをインストールする方法をご紹介します。JREでもやり方は大体同じです。




★JDK7以降のインストール方法
 ORACLEのJavaSEから最新のをダウンロードしてください。
 ダウンロードが終了したらインストールを実施します。rootユーザで以下のコマンドを実行してください。

  rpm -ivh ダウンロードしたファイル名

 すると以下のように英語でいろいろと表示されますが、終了するまで待ちます。

  準備中...                ########################################### [100%]
     1:jdk1.8.0_25            ########################################### [100%]
  Unpacking JAR files...
  	rt.jar...
  	jsse.jar...
  	charsets.jar...
  	tools.jar...
  	localedata.jar...
  	jfxrt.jar...
  	plugin.jar...
  	javaws.jar...
  	deploy.jar...


 インストールが終了したら共有ライブラリの依存関係を更新させるために、以下のコマンドを実行します。

  ldconfig

 その後、プロンプトを立ち上げ、以下のようにjavaコマンドを実行します。
 インストールしたバージョンが表示されていればOKです。

  # java -version
  java version "1.8.0_25"
  Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.8.0_25-b17)
  Java HotSpot(TM) Client VM (build 25.25-b02, mixed mode, sharing)

★JDK6以前のインストール方法
 まずはJDKのパッケージをダウンロードしなくてはなりません。こちらの"jdk-6u45-linux-i586-rpm.bin"をダウンロードしてください。
 ダウンロードが終了したら、まずは実行属性をつけます。rootユーザで以下のコマンドを実行してください。

  chmod +x ダウンロードしたファイル名

 実行属性について詳しくはこちらを参考にしてください。
 実行属性を変更したら、そのままrootユーザで以下のコマンドを実行します。

  sh ダウンロードしたファイル名
     または
  ./ダウンロードしたファイル名

 すると英語でいろいろと表示されます(使用上の注意・契約事項など)が、スペースキーで飛ばしてください。最後まで飛ばすと、

  Do you agree to the above license? [yes or no]

 のようなメッセージが表示されるので、yesと入力してください。その後、自動的にrpmパッケージが作成されてインストールされます。

 これでインストールは完了ですが、Javaに関するコマンドをさらに使いやすくするために環境設定をしましょう。
 ユーザごとにJavaの使用を制限する場合はJavaを使用するユーザのホームディレクトリに移動し、".bash_profile"というファイルをemacs等で開きます。また、すべてのユーザにJavaの使用を許可したい場合は"/etc/bashrc"というファイルを開きます。そしてそこに以下の記述を追加して上書き保存してください。

  PATH=/usr/java/jdk1.6.0_XX/bin/:$PATH(←ただしXXはバージョン番号)

 上書き保存したら一度電源から再起動をして完了です。

※ちなみにJavaのプログラムをコンパイルするときには作成したプログラムがあるディレクトリ内でjavacコマンドを使用し、作成されたクラスファイルを実行するにはjavaコマンドを使用します。そのあたりの話はここではカットしますね・・。




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