VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0014
■OpenOffice.orgを使ってみよう!■
LinuxにもWindowsのOfficeパッケージにあたるものがあります。それはOpenOffice.orgというものです。今回はこれをVineLinuxに入れてみることにしましょう。
★VinePlusからインストールする方法
バージョン3.0以降からはVinePlusで提供されています。
▼最新バージョン(2009年 9月 6日現在)
・VineLinux5.0以降をお使いの方の最新バージョン:2.4.1
・VineLinux4.0〜4.2をお使いの方の最新バージョン:2.0.4
・VineLinux3.0〜3.2をお使いの方の最新バージョン:1.1.2
インストールはSynapticでopenofficeパッケージを選択したり、apt-getコマンドを利用して
apt-get install openoffice.org
と実行するとよいでしょう。
rpmパッケージで提供される場合、古めのバージョンである場合もあります。最新版を追求する人は配布元のページからダウンロードしてインストールしましょう。下に配布元からのインストール方法を紹介しておきます。
★配布元からダウンロードしてインストールする方法
配布元からファイルをダウンロードしてインストールをすることもできます。
まず、OpenOffice.org日本ユーザ会のページにある「ダウンロード」アイコンをクリックし、Linux用ファイルを拾ってきます。
お使いの環境ですでにJavaがインストールされているときは「RPM, JREなし」版を、Javaがインストールされていないときは「RPM, JRE付き」版をそれぞれダウンロードするとよいでしょう。
次に、適当な場所でダウンロードしたものを展開し、展開したディレクトリに入ります。
※以下、JREなし版をインストールする場合としています。JRE付き版の場合、若干ファイル名が異なりますがご了承ください。
tar zxvf OOo_X.X.X_LinuxIntel_install_ja.tar.gz
cd OOO680_m3_native_packed-3_ja.8968/
その後、RPMSディレクトリへ移動します。
cd RPMS
すると、rpmパッケージがズラリとありますが、安全のためにこれらすべてをインストールします。
rpm -ivh openoffice.org-*.rpm
あとは自動的にインストールしてくれるので、エラーなく終了すればOKです。もし、依存関係などでインストールできなかったらインストールに必要な不足しているパッケージを先にダウンロードしてインストールしてください。
※ただし、ここで1つ問題点があります。それはGNOMEやKDEのメニューにOpenOfficeがうまく反映されないというものです。これはRPMS/desktop-integration/にある、openoffice.org-redhat-menus-X.X.X-X.noarch.rpmをインストールすれば解決できます。
rpm -ivh openoffice.org-redhat-menus-X.X.X-X.noarch.rpm
あとは電源を切り再起動後、GNOMEだったら「アプリケーション」→「オフィス」を、KDEだったら「Kメニュー」→「オフィス」に追加されていればOKです。
もし、うまく追加されていなくてもコマンドから起動することが可能です。実行コマンドは
/opt/openoffice.orgX.X/program/soffice
です。起動されたら「ファイル」から「新規作成」を選び、それぞれのアプリケーションを起動してください。
しかし、毎回これだけ長いコマンドを打って起動するのも大変です。そこでシェルのalias機能などで自分の使いやすい名前に置き換えておくといいでしょう。これについての設定方法はこちらをご覧ください。