VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0004
■Adobe Reader7.0を導入するには■
現在最も新しいAdobe ReaderもVine Linuxに導入できます。Adobe Reader7.0は日本語版がアップロードされていますが、VinePlusやVineSeedにはありません。ここでは日本語版rpm形式のインストール方法と、英語版rpm形式のインストール方法を紹介します。今から説明することは@ITでも詳しく紹介されているので、ぜひご覧ください。
※VineLinux2.6以前の環境ではこの説明通りに出来るかどうかは現在不明です。
★日本語版rpm形式のインストール方法
日本語版はフォントも含めてすべて1つのパッケージになっているので、普通にダウンロードしてインストールするだけです。
まず、ここから"AdobeReader_jpn-7.0.?-?.i386.rpm"というファイル(?はバージョン番号)をダウンロードします。あとは普通にrpmインストールをするだけ。
rpm -ivh AdobeReader_jpn-7.0.?-?.i386.rpm
(ただし、古いバージョンのAdobe Readerがある場合はrpm -Uvhです)
これでエラーが出なければ成功です。起動するにはコンソール(コマンドプロンプト)上で
acroread
と入力すると起動します。
★英語版rpm形式のインストール方法
まず、ここから "AdobeReader_enu-7.0.?-?.i386.rpm" というファイル(?はバージョン番号)をダウンロードします。あとは普通にrpmインストールをするだけ。
rpm -ivh AdobeReader_enu-7.0.?-?.i386.rpm
(ただし、古いバージョンのAdobe Readerがある場合はrpm -Uvhです)
これで本体のインストールは完了です。しかし、このままでは日本語の表示がうまくいかないので、日本語フォントのインストールを次に行います。
ここから真ん中くらいにある "jpnfont.tar.gz" というファイルをダウンロードします。この中にはインストーラが入っていますが、このフォントは古いバージョン用なので、新しいバージョンではうまく動かないようです。よって、下のようなやり方でインストールします。
保存したディレクトリ(ここでは/home/aa)に移動し、
tar zxf jpnfont.tar.gz
以降、
cd /usr/local/Adobe/Acrobat7.0/Resource/CMap
###ここでsuしてrootユーザになる###
tar xf /home/aa/JPNKIT/LANGCOM.TAR
次に、日本語明朝フォントが入っているLANGJPN.TARを/usr/local/Adobe/Acrobat7.0/Resource/Fontに展開します。
cd /usr/local/Adobe/Acrobat7.0/Resource/Font
tar xf /home/aa/JPNKIT/LANGJPN.TAR
ここまでで明朝体はインストール完了。最後にゴシック体をインストールします。
ここから "jpnfont.tar.gz" (先ほどと同じファイル名なので上書きされないように違うディレクトリに保存してください)をダウンロードして、先ほどと同じように展開します(ここではこのファイルを/home/aa/bbにダウンロードしたとします)。
cd /home/aa/bb
tar zxf jpnfont.tar.gz
cd /usr/local/Adobe/Acrobat7.0/Resource/Font
###ここでsuしてrootユーザになる###
tar xf /home/aa/bb/JPNKIT/LANGJPN.TAR
これでゴシックフォントもインストールされるはずです。試しに何かpdfファイルを表示させてみてください。ただし、多少文字の配置がずれていたりしますが、特に見にくいということはありません。