VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0198

■LXDEでGNOMEの電源管理設定を反映する方法■

 デスクトップ環境として、以前ご紹介したLXDEを利用している場合、特にノートパソコン等では起動する度に画面の明るさが最大値となってしまうことが確認できました。これをGNOME起動時と同様の明るさにする方法をご紹介します。


▼なぜ明るさが最大値になってしまうのか?

 ログイン後、GNOMEでは電源管理の設定が自動で有効になりますが、LXDEでは自動で電源管理の設定が起動されません。これが原因です。
 電源管理の設定はGNOME特有の機能であるため、他のデスクトップ環境を利用している場合は、明示的に起動させる必要があります。Windowsの「スタートアップ」と同じようなイメージだと考えればわかりやすいかもしれません。

 LXDEの場合、この「スタートアップ」に相当するファイルが用意されています。それが"autostart"というファイルです。

▼autostartへの設定

 autostartファイルは/etc/xdg以下にあります。このファイルを編集すると、ログインする全ユーザに対して設定が反映されるようになります。
 他のディストリビューション(ubuntuなど)では、ホームディレクトリの下にある.configディレクトリ内にautostartファイルを配置することによって、ユーザごとの設定が可能との情報がありますが、当方では未確認です。

 テキストエディタ等でautostartを開くと、以下のようになっていると思います。

@lxde-settings-daemon
@pulseaudio -D
@xscreensaver -no-splash
@lxpanel --profile LXDE
@pcmanfm -d

 このファイルの末尾に、以下のようにGNOMEの電源管理の設定コマンドを記載します。

@lxde-settings-daemon
@pulseaudio -D
@xscreensaver -no-splash
@lxpanel --profile LXDE
@pcmanfm -d
@gnome-power-manager ←この記述を追加する。

 追記が終わったら保存して、一度システムを再起動します。画面の明るさを抑えている場合、再起動後にLXDEへログインした直後に画面が若干暗くなればGNOMEの電源管理の設定が起動したことを確認できます。



★Special Thanks!
  へろへろ日記 〜LXDEでの自動起動〜
http://hellohelloworld.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/lxde-861e.html




プロジェクト ホームへ戻る