VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0182
■Intel Q33 ExpressチップセットでX Window Systemを起動させる方法■
今回Intel Q33 Expressチップセットを搭載したPCにVineLinuxをインストールする機会がありました。
その際X Window Systemが正常に起動しない現象が発生しましたので、以下に記録として残しておきました。同じチップセットをお使いの方は参考までにどうぞ。
▼メディアからのインストール
インストール作業自体はグラフィカルに正常に作業可能です。モニタの設定画面において、ワイドモニタでも適切な解像度が設定できました。
▼インストール後の起動
適切な解像度を設定したにも関わらず、そのままの状態ではX Window Systemを起動させることができませんでした。
これはX Window Systemの設定ファイル(/etc/X11/xorg.conf)内にモニタドライバとしてIntel社製のものを使用するように設定してあるのが影響していることが判明しました。
これをvesaドライバ(標準ドライバ)に変更することで設定した解像度でX Window Systemを起動させることができます。
xorg.conf内にある"Deviceセクション"にて、以下赤字の部分が修正箇所になります。
Section "Device"
Identifier "Videocard0"
Driver "vesa" ←"intel"から変更した
VendorName "Videocard vendor"
BoardName "Intel G33"
EndSection
これで再起動すれば、X Window Systemが立ち上がるはずです。
※なお、X Window System上では"Intel Q33"ではなく、"Intel G33"として認識されているようですが、特別問題はなさそうです。