VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0140

■ハードウェア設定ツールの紹介■

 長くパソコンを使用していると、新しいハードウェアを追加したり、逆に古いハードウェアを取り除いたりする作業が出てきます。
 今回はその作業を簡単に進めてくれるツールを紹介したいと思います。




 VineLinuxではハードウェア設定ツールとしてKudzuとよばれるものがあらかじめインストールされています。これを使用すると新規ハードウェア(特にPCIバスに設置するインタフェースなど)をスムーズに設定することができます。

 VineLinux起動時に出る[OK]の画面においてもKudzuが起動される場合がありますが、英語で書かれていますし、特に何もしないとタイムアウトで先に進んでしまいます。そこでここでは一度ログインをした状態で再度kudzuを起動させてみることにします。
 rootユーザになり、ターミナル上でKudzuと入力して実行すると新規ハードウェアや古いハードウェアの設定が残っている場合のみ以下のような画面が表示されます。

kudzu.png(51806 byte)

↑Kudzu起動時の画面


 あとは画面の案内に沿って何らかのキー(Enterキーがいいと思います)を押すと、自動的に設定すべきハードウェアが検出され、適切な設定を行うか聞いてきますのでそれに従ってください。

 この設定ユーティリティを便利なところは、例えば増設してあるNIC(LANカード)を古いNICと交換してちょっと高級品(ギガビット対応など)に変えた場合、古いNICの設定を解除し、キー1つで自動的に以前設定したネットワーク項目(IPアドレス・サブネットマスク等)が受け継がれるということです。この機能がないとまた1から設定ファイルをいじらなくてはならず、非常に大変ですよね・・・。

※カーネルとの関係でサポートされていないハードウェアを装着しても、Kudzuが立ち上がらない場合がありますので注意してください。




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