VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0041
■USBカメラを使ってみよう!■
遠く離れた彼氏・彼女とテレビ電話でおしゃべりしたり、防犯カメラのかわりとしてUSBカメラを使用するケースが増えています。LinuxでもUSBカメラを使用することができます。
ビデオキャプチャと同じようにUSBカメラもLinuxで動くものは少ないですが、市場に出回っている最新版のUSBカメラよりも1年から2年前の少し古めのUSBカメラのほうが比較的よく動きます。特にUSBカメラの内蔵チップが「OV511」というものであれば差し込むだけですぐに使用できます。ここでは少し古めのELECOM製USBカメラUCAM-C1C30SV系を前提に説明します(OV511チップを搭載しているカメラであれば他社製でもOKです)。
★2006/11/16追記
Logicool社製のUSBカメラQcam Pro 4000(QV-4000)においても動作確認できました。以下の手順で行い、コンピュータを再起動させると正常に動くはずです。
カメラの画像をディスプレイ上に表示させるためには「xawtv」というソフトを利用するのがおすすめです(ただしTV内蔵パソコンの場合はデバイスの影響で使用できない場合があります)。xawtvはVinePlusにもあるのでapt-getでインストールできます。
apt-get install xawtv
インストール終了後、root権限でカーネルにOV511モジュールを組み込みます。VineLinux3.2の場合、予めカーネルに組み込まれているはずなので下の操作は特に必要ありませんがそのままでもしエラーなどが出た場合はしたのmodprobeを実行してみてください。
/sbin/modprobe ov511
modprobeを完了したら一度電源を落とし、USBカメラを接続してから再起動してください。その後xawtvを起動します。ターミナル上で
xawtv
と入力するとカメラがとらえている画像が出るはずです。これで完了!
このままでは画像を公開することはできません。ライブカメラなどとして公開するためにはapacheなどでWebサーバをつくることはもちろん、「FFmpeg」というソフトを利用してストリーミング配信を設定する必要があります。これ以降の説明は下のページをご覧ください。
ライブカメラの設定メモ http://www.technoworks.co.jp/camera_setting.html