VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0208

■[ユーティリティ/ポータル]Statusnetをインストールしてみよう!■

 TwitterやFacebookなど短文投稿サイトが注目を浴びています。Linuxでも環境を用意すれば、このようなサイトを簡単に構築することができます。
 今回はStatusnetを利用した短文投稿サイトを構築してみました。

▼Statusnetとは

 Statusnetは、PHPで作られたオープンソースの短文投稿ツールです。Twitterのクローンとして、VineLinuxでのみならず、様々なプラットフォームで運用されています。
 Statusnetを構築するためには、Webサーバ(Apacheなど) + データベースツール(MySQLなど) + PHPが必要になります。
 ここでは、これらのインストールについては割愛します。

▼Statusnetのダウンロード・インストール

 Statusnetのページよりダウンロードします。(statusnet-X.X.X.tar.gzというファイルがダウンロードされます。)

 ダウンロードできたら展開します。rootユーザになり、Apacheのドキュメントルートフォルダ(ここでは/home/httpd/htmlとします)に展開したものを移動させます。

  tar zxvf statusnet-1.1.0.tar.gz
  mv -i statusnet-1.1.0 /home/httpd/html/


 その後、初期設定を保存できるように所有者等を変更します。

  mv -i statusnet-1.1.0 statusnet
  chown -R apache:apache statusnet/


▼初期設定

  • 日本語化の設定
  •  /home/httpd/html/statusnet/lib/以下に"language.php"というファイルがありますので、これをrootユーザ権限で以下にように修正してください。
     'jp'      => array('q' => 0.5, 'lang' => 'ja', 'name' => 'Japanese', 'direction' => 'ltr'),
    ↓
      'ja'      => array('q' => 0.5, 'lang' => 'ja', 'name' => 'Japanese', 'direction' => 'ltr'),
    

  • MySQLにてStatusnet用のユーザを作成
  •  以下のように、赤字部分のコマンドを実行し、rootユーザ権限でStatusnet用のMySQLユーザを作成します。
     ※以下はMySQLにてrootユーザ・パスワード設定がされている環境です。
    [root@localhost ~]# mysql -u root -p
    Enter password: 
    Welcome to the MySQL monitor.  Commands end with ; or \g.
    Your MySQL connection id is 2
    Server version: 5.1.68-log VineLinux MySQL RPM
    
    Copyright (c) 2000, 2013, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
    
    Oracle is a registered trademark of Oracle Corporation and/or its
    affiliates. Other names may be trademarks of their respective
    owners.
    
    Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement.
    
    mysql> create database statusnet
        -> ;
    Query OK, 1 row affected (0.05 sec)
    
    mysql> grant all privileges on statusnet.* to [Statusnetで使用するユーザ名]@localhost identified by '[Statusnetで使用するユーザのパスワード]';
    Query OK, 0 rows affected (0.04 sec)
    
    mysql> exit
    Bye
    
  • Webページからの設定
  •  ここまで設定が終わったら、http://localhost/statusnet/install.phpにアクセスします。
     すると、以下の画像1〜画像4のような設定画面が表示されますので、入力していきます。
     ※Database settingsでは、先ほどMySQLで作成したデータベース名・ユーザ・パスワードを入力します。

    statusnet1.png(20882 byte)

    画像1:サイト名の設定画面

    statusnet2.png(28540 byte)

    画像2:データベースの設定画面

    statusnet3.png(37987 byte)

    画像3:管理者の設定画面

    statusnet4.png(8075 byte)

    画像4:サイトのプロファイル設定画面


     必要事項をすべて入力したらSUBMITボタンを押下します。
     その後しばらくして、画像5のような完了画面が表示されれば設定は終了です。

    statusnet5.png(35219 byte)

    画像5:設定完了画面


     設定が完了したら、rootユーザにてinstall.phpを別名に退避します。

      mv -i install.php install.php.org

    ▼ログイン

     トップページはhttp://localhost/statusnet/になります。右上にログインリンクがありますので、まずは初期設定時に入力した管理者ユーザでログインします。
     その後、右上の「管理」リンクより、画像6のように地域・時刻を設定します。

    statusnet6.png(16782 byte)

    画像6:地域・時刻の設定画面


     地域・時刻の設定が完了したら、ユーザを作成していきます。

     投稿内容の公開範囲は全ユーザ公開・グループ内公開・自分のみ等いろいろ設定できますので、利用用途に応じて設定するのが安全です。




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