VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0050
■ファイル権限を変更するには■
ファイルに実行権限がついていないためにエラーになったり警告を発したりする場合がよくあります。このような場合はファイルの権限を変更すればOKです。この変更方法について紹介しましょう。
このような場合はchmodコマンドを使用します。chmodコマンドの使い方は下のように指定します。
chmod オプション 変更したいファイル名
ここでオプションについて説明します。オプションは"+,-"とアルファベットを使って表現する方法と、数字を3つ羅列して表現する方法の2通りがあります。
●"+,-"とアルファベットを使って表現する方法
まず、"+,-"についてですが、"+"は実行可能にすることを意味し、"-"は実行不可にさせることを意味します。この"+,-"とアルファベットを使って具体的な制御を行います。
次にアルファベットについてですが、使用する文字をすべて紹介するときりがないのでこちらを参考にしてください。
よく使うのは"r,w,x"です。上のリンクページを見てもらえるとわかると思いますが、"r"は読み取り、"w"は書き込み、"x"は実行を意味します。例えば・・・
chmod +w abc.txt
とすると、「ファイルabc.txtにこのコマンドを実行したユーザが書き込み可能になる」という意味になります。
●数字を3つ羅列して表現する方法
これは8進数(0〜7)までの数字を3つ羅列して上と同様の意味を表現する方法です。これも上のリンクページの「modeの数字による記述方法」を参考にしてください。
リンクページで説明されている「所有者・グループ・その他のユーザー」についてですが、「所有者」はここでいう「ファイルの所有者」のことで、「グループ」は「ファイルの所有者が属しているグループ」のことです。「その他のユーザー」は「ファイルの所有者」以外のユーザのことです。