VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0102

■半角/全角キーで漢字入力機能を有効にする方法■

 cannaの漢字入力変換は「Shift+Space」や「Ctrl+o」などで切り替えますが、Windowsユーザにとっては使いにくいものです。今回はこれを半角/全角キーで切り替える方法を紹介します。



 現在のVineLinuxにKDEを導入した環境の場合、特に設定変更をしなければデフォルトで半角/全角キーでの漢字入力機能が有効になっています。もしその機能がうまく動かない場合は下の手順に従って設定してみてください。

 切り替えるにはxmodmapコマンドを使用します。Linuxではキーボード1つ1つに対して与える役割を変更することができます。つまり、自分が使いやすい環境にキーボード配列を移動させることができるんです。

 調べてみたところ、半角/全角キーはキーボード番号が49になっていたので、これに漢字変換入力の機能を与えます。以下のコマンドを実行してください。

  xmodmap -e 'keycode 49=Kanji'

 ただし、このままではシステムを再起動すると設定が消えてしまうので、ファイルにこの設定を記述しておく必要があります。
 ログインしているユーザでのみこの設定を有効にするにはログインユーザのホームディレクトリに".Xmodmap"という名前のファイルを作成し、そこに以下のとおり記述してください。

  keycode 49=Kanji

 これを保存すれば次回からも設定が有効になります。

 全ユーザで設定を有効にするにはrootユーザ権限で"/etc/X11/xinit/Xmodmap.jp"を開き、上と同様の記述をして上書き保存してください。その後システムを再起動すれば設定が有効になるはずです。

 この設定を有効にしてみたところ、emacsやmozilla・firefox・kterm・その他ターミナル類などの日本語入力が必要となるほとんどすべてのアプリケーションで使用することができました。案外便利なもんです・・・。




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