VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0189
■ファイル名の文字コードを変換する方法■
Windowsで作成したファイルをLinux側へftpを通して転送すると、ファイル名が文字化けしてしまうことがあります。
以前、テキストファイルの文字コードを変換する方法をご紹介しましたが、今回ご紹介する方法とをあわせて利用することにより、ファイルを再作成することなく名称や内容の文字コードを自由に変換できます。
ファイル名の文字コードを変換するには、convmvコマンドを使います。VineLinux5.0以降では標準で収録されています。
使い方は以下の通りです。
convmv -r -f euc-jp -t utf8 * --notest
★それぞれの意味
-r:ディレクトリ下も同じ処理を行うようにするオプション
-f:変換元のファイルの文字コードを指定するオプション(上記ではeuc-jp)
-t:変換先のファイルの文字コードを指定するオプション(上記ではutf8) --notest:事前に変換テストを行わず、実際に変換するオプション
上記では、実行ディレクトリ以下のすべてのディレクトリ・ファイルについて、euc-jpからutf-8に変換を行うことになります。
このコマンドを利用すれば、文字コードが異なるOS間や、バージョンアップにより、OSの文字コードが変わってしまった場合に既存データを生かすことが可能です。