VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0043

■カスタマイズできるパスワード自動生成コマンド■

 Linuxを使用する際にはパスワードを設定する場面がたくさんあります。一番よいのはすべてのパスワードを自分が覚えやすいものに設定し、それらを頭の中で忘れないようにしておくこと。でもこれはなかなか大変です。破られにくいパスワードを考えること自体に労力を必要とします。
 そこで出番なのがこのパスワード自動生成コマンド。ある程度カスタマイズもできるので役に立つことでしょう。




パスワード自動生成コマンドはmkpasswdコマンドを使用します。VineLinuxではデフォルトとしてインストールされていないため、VinePlusよりexpectパッケージをダウンロードしてroot権限でインストールします。もちろん、apt-getを使ってもいいですよ。

  rpm -ivh expect-XXXXXX.i386.rpm ※XXXXXXはバージョン番号

または・・・

  apt-get install expect

 インストールが終了すれば使用できます。ターミナル(コンソール)上で試しに下のように入力して実行してみましょう。

  mkpasswd

 アルファベット・数字・記号等が混じった10文字の文字列が表示されます。これはデフォルトが10文字のパスワードを生成するようになっているためです。

 生成する文字数を指定するにはオプション -l をつけてその後に生成文字数を入力します。例えば6文字のパスワードを生成したいときには

  mkpasswd -l 6

 と入力するだけ。

 その他、オプション -2 を指定すると左右の手の指を交互に使って入力出来るパスワードを生成してくれます。これはなかなかおすすめです。

  mkpasswd -2

 他にもいろいろとカスタマイズができるようになっています。詳しくはオンラインマニュアル等で調べてみてくださいね。




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