VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0033
■スクリーンショットを撮るには■
Windowsでウィンドウ画面をスクリーンショットで撮ってそのままパワーポイント等に貼り付けたりすることがあります。Linuxでもスクリーンショットを撮る機能がありますので今回はそれを紹介したいと思います。
●GNOME付属のスクリーンショット機能を使用する場合
VineLinux3.0以降からGNOMEではスクリーンショット機能が付属されました。メニューバーの「アクション」をクリックすると「スクリーンショット」がありますのでそれをクリックしてください。ただし、この機能では画面全体しかショットできないようです。特定の画面やウィンドウのみショットしたい場合は次で説明する「xwdコマンド」というものを利用します。
●xwdコマンドを利用する場合
VineLinuxではインストール時からxwdコマンドは入っているはずです。このコマンドを利用すると好きなウィンドウをショットできるので便利です。
標準ではコンソール(プロンプト)上に結果を出力してしまうので、オプションを指定します。
xwd -out XXXXX.xwd ←XXXXXは好きな名前でOK。
こうすればカレントディレクトリ内にファイルが作成されます。-outオプションはXXXXX.xwdというファイルにショットを格納するというものです。その他、先ほどのGNOME付属のスクリーンショット機能と同じように-rootオプションをつければ画面全体をショットできますし、-frameオプションをつければウィンドウのタイトルバーや周囲の枠なども含めてショットされます。
ただし、この時点では拡張子がxwdとなっているため、そのままでは使いにくいですよね。そこで拡張子を変換する作業をします。
これには「convertコマンド」というものを利用します。やり方はかんたん。
convert 変換前ファイル名 変換後ファイル名
(例) convert XXXXX.xwd XXXXX.png
変換先の拡張子は画像ファイル形式(.jpg, .png, .bmpなど)なら大体うまくいきます。また、変換前のファイル名と変換後のファイル名は同一でなくてもかまいません。ただし、後々のことを考えて同一にしておいたほうがわかりやすいですよね。