VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0015

■シェルのalias設定方法■

 「長いコマンドをいちいち打つのは面倒・・・」そんな経験は誰でもするもの。ところがこの長いコマンドを短くしたり、別名にして動かすことが出来ます。それがaliasコマンド。



 しかし、このaliasコマンドはログイン中のみ有効であって、電源を切って再起動すると消えてしまいます。そこで消えないようにファイルに書き込んでおきましょう。
 特定のユーザ(あなただけ)aliasを使いたいときはあなたのホームディレクトリにある.bashrcというファイルに書き込みます。また、すべてのユーザ(rootユーザも含む)でaliasを使いたい場合はそれに加えて/etc/bashrcというファイルにも同様に書き込みます。

◎書き方

 .bashrcのファイルを見るとalias ●●='□□'という記述があるはずです。これがaliasの定義をしているもので、「●●というコマンドは□□と打てば動作する」という意味です。ですから、ここに省略したいコマンドとそのコマンドの別名を書けばいいのです。

(例)"/opt/openoffice.org2.0/program/soffice" を"openoffice"という名前で動かしたいときの記述法
  alias /opt/openoffice.org2.0/program/soffice='openoffice'

 全ユーザに対してaliasを有効にするにはさらに同様の記述を/etc/bashrcに書き込みます。

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(書き込み例)
# /etc/bashrc

# System wide functions and aliases
# Environment stuff goes in /etc/profile

# are we an interactive shell?
if [ -n "$PS1" ]; then
    if [ "x`tput kbs`" != "x" ]; then # We can't do this with "dumb" terminal
        stty erase `tput kbs`
    fi
    case $TERM in
        xterm*|kterm*)
            PROMPT_COMMAND='echo -ne "\033]0;${USER}@${HOSTNAME}: ${PWD}\007"'
            ;;
        *)
            ;;
    esac
    PS1="[\u@\h \W]\\$ "
fi
alias /opt/openoffice.org2.0/program/soffice='openoffice'

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 書き込み終了後、念のため1度電源を切って再起動します。再起動後自分が設定したコマンドで起動できるかどうか確認してください。
 このaliasは記述に不備があるとすぐに消去されてしまいます。消去されたらもう一度上のことを行ってください。




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