VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0186

■起動スプラッシュイメージを無効にする方法(5.0以降対象)■

 VineLinux4.0からブートローダとして採用されたGRUBですが、5.0からはスプラッシュイメージがデフォルトで有効になり、起動表示か簡易になりました。
 今回はこれを従来のような詳細な起動画面に戻す方法をご紹介します。



★デフォルトの起動画面

 VineLinuxをインストール後、起動すると画像1のような画面が表示されます。

grub4.png(21982 byte)

画像1:スプラッシュイメージが適用された起動画面


 このように表示されるのは、起動時にスプラッシュイメージがデフォルトで有効になっているためです。この状態でEscキーを押すと画像2のような画面が表示されます。

grub5.png(52796 byte)

画像2:スプラッシュイメージを無効にした起動画面


 過去のバージョンを利用されている方にとっては、こちらの画像2のほうがなじみがある画面ですよね。

 画像2のようにスプラッシュイメージをデフォルトで無効にするには、テキストエディタで/boot/grub/grub.confを編集します。

★grub.confの編集

 VineLinux5.0以降のgrub.confは、4.0〜4.2時代のgrub.confとほとんど変更点がありません。

default=0
timeout=5

title Vine Linux (Current kernel)
	root (hd0,2)
	kernel /vmlinuz ro root=LABEL=/ resume=swap:/dev/sda5 vga=0x314 splash=silent 
	initrd /initrd.img

title Vine Linux (Previous kernel)
	root (hd0,2)
	kernel /vmlinuz.old ro root=LABEL=/ resume=swap:/dev/sda5 vga=0x314 splash=silent 
	initrd /initrd.old.img

 スプラッシュイメージをデフォルトで無効にするには、上記のkernelパラメータ内に記載されている"splash=silent"の記述を削除するだけです。

 上記の場合、デフォルトでVine Linux (Current kernel)のほうが起動するようになっています。Vine Linux (Previous kernel)のほうだけスプラッシュイメージを有効にしておきたい時には、Previous kernelのほうの記述はそのままにしておいてください。

 編集が終わったらテキストエディタ上で保存して再起動することで、設定が反映されます。 




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