VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0167

■ブートローダを使用してPCの電源を自動的に落とす方法■

 最近のPCにVineLinuxをインストールしても電源は自動的にOFFになる場合が多いですが、5年以上前の古いPCでは自動的に電源が落ちない場合もあります。
 今回はそんなPCでも自動的に電源が切れるように一工夫する方法をご紹介します。




 電源の設定はブートローダで設定します。以下から順にliloとgrubの場合に分けて紹介します。

★lilo(VineLinux3.2までのバージョン)の場合

 liloの設定ファイルは/etc/lilo.confにありますのでそれをテキストエディタ等で開き、以下の赤字部分の記述を追加してください。

  image=/boot/vmlinuz-2.4.33-0vl0.5
    label=VineLinux3.2
    initrd=/boot/initrd-2.4.33-0vl0.5.img
    read-only
    root=/dev/hda3
    append=" resume2=swap:/dev/hda5 acpi=off apm=on apm=power-off"


 あとは上書き保存して/sbin/liloを実行するだけです。

★grub(VineLinux4.0以降のバージョン)の場合

 grubの設定ファイルは/boot/grub/grub.confにありますので、それをテキストエディタ等で開き、以下の赤字部分の記述を追加してください。

  title Vine Linux (Current kernel)
    root (hd0,0)
    kernel /vmlinuz ro root=LABEL=/1 resume2=swap:/dev/hda3 acpi=off apm=on apm=power-off
    initrd /initrd.img

  title Vine Linux (Previous kernel)
    root (hd0,0)
    kernel /vmlinuz.old ro root=LABEL=/1 resume2=swap:/dev/sda3
    initrd /initrd.old.img


 設定が終わったら一度PCを再起動させれば有効になります。

※必ずしもすべてのPCで電源が自動的に切れるわけではありませんのでご了承ください。





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