VineLinuxパフォーマンスアッププロジェクト:0053
■grubで日本語キー配列を適用するには■
liloやgrubなどブートローダでキーボードから文字を入力する際、デフォルトでは日本語106キー(jp106)の文字配列でなく英語の文字配列(101キー)になっています。慣れていないと打ちにくいですよね。そこで、これを無理矢理日本語106キーにする方法を紹介します。
※この方法はgrubのみ確認できています。liloは使用できない可能性があるのでご了承ください。
101キーボードでは「=」や「:」の入力にちょっと苦労します。実は101キーボードと106キーボードの対応は下のようになっています。
※書式:「101キー」は「106キー」
「=」は[^]キー
「'」は[:]キー
「[」は[@]キー
「]」は[[]キー
「@」は[Shift]キー+[2]キー
「&」は[Shift]キー+[7]キー
「*」は[Shift]キー+[8]キー
「(」は[Shift]キー+[9]キー
「)」は[Shift]キー+[0]キー
「+」は[Shift]キー+[^]キー
「:」は[Shift]キー+[;]キー
「{」は[Shift]キー+[@]キー
「}」は[Shift]キー+[[]キー
@ITより引用
こちらの@ITでも紹介されていますが、これらの作業をいちいちやるのは面倒なのでコマンドを利用して無理矢理キー配列を日本語キーボード(jp106)にしちゃいましょう。
使用するコマンドはsetkeyコマンド。grubのテキストモードへ移動したら以下の要領でキー定義を一時的に変更させます。
setkey at bracketleft ←[を@に
setkey asterisk doublequote ←"を*に
setkey colon quote ←'を:に
setkey plus colon ←;を+に
setkey parenleft asterisk ←*を(に
setkey parenright parenleft ←(を)に
setkey equal underscore ←_を=に
そうはいってもこちらもやはり入力するのが面倒なので、表を見て入力するかsetkeyコマンドを使用するかどっちにするかはおまかせします・・・。